2024年第2回漢検1級総括

漢検を受検された方お疲れ様でした。そして、標準解答が発表されました。

今回の漢検1級を受検しているので、解いた感じで書いています。


(一)読み
⑳「伝説的人物は夏の禹王の父とされる。」が出題されました
X(Twitter)を見ると「初めて見た」という人が多かったです。私も最初は漢字につられて、「けい」と書きました。何かの拍子に「「鯤」の隣にあるな」と感じました。「こん」だなと感じました。そして、検定が終わった後に見たら、正解しました。

私は場所法で思い出しました

場所法
例えば、「鯀」の場合を考えます
隣に「鯤」があるなとか、「さ行になるな」とか「「叉手網」の絵があるな」というように、その場所にあるものを使って覚える方法です

例えば、学校のテストでも社会や理科など、黒太字のところや図など、目立つものと一緒に覚えることで、想起しやすくなります


(二)書き取り

①より
「イタブる」が出題されました(正解は「甚振(る)」です)。受けた方は「イタブる?」と思った人が多かったように思えます。この問題は漢検漢字辞典に載っていました。漢検漢字辞典を見たり覚えたりしていく必要があると感じました

⑤より
「俱利迦羅モンモンの男が割って入った。」が出題されました(正解は「紋紋」です)。少し難しいと感じさせるような問題でした。これは例文に載っていました。しっかりと例文も見る必要があると感じました


(三)語選択

今回はかなり易化した設問です。漢検四字熟語辞典だけではなく、違う辞典を使うことが必要になってきていると思います
④「天の神が人間界を見守ること」が出題されました(正解は「降鑑」です)。これは漢検漢字辞典に載っています。しっかりと漢検漢字辞典を見ることが重要だと感じました

(四)四字熟語
問2
①より
「表現が変化の妙を極めている状。」が出題されました(正解は「廓然無聖(かくねん‐むしょう)」です)。書き取りだけではなく、読みもしっかりと勉強することが大切だと感じました

(七)対義語・類義語
③「雑喉」が出題されました(答えは「巨擘」です)。
「雑喉」の書き換えは「雑魚」です。書き換え字もしっかり知っておく必要があると感じました。また、いろいろな辞典を使うことも重要だと感じました


今回の漢検1級は基礎的な問題が多かった印象を受けます。頭を悩ませるような問題などが数問出題されたように思います。また、今回は対義語・類義語(七)で、書き換え字から出題されました。このような熟語をしっかりと身に付けておく必要があると感じました

基礎的な問題を完璧にして、少し難しい熟語を書いたり覚えたりする必要があるのだと感じました。

漢検漢字辞典に載っている熟語は基礎として、他の辞典などを使って勉強する必要があると感じました
リピーターの存在が大きく関わっていると思います(漢検では合格しても受け続けることです)。いずれにせよ、漢検1級は難しいことには変わらないので、漢検漢字辞典を熟読をすることが必要だと感じました


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