2023年第2回漢検1級総括
漢検を受検された方お疲れ様でした。そして、標準解答が発表されました。
今回の漢検1級を受検しているので、解いた感じで書いています。
(一)読み
㉔より
「あかなくに夙も月の隠るるか」(まがき)が出題されました。訓読みでは「つと(に)」や「はや(い)」が出題される中、が出題されるのは驚いた人が多かったと思います
このような状況にならないように、準1級以上の漢字の読み方を復習する必要があると感じました
(二)書き取り
②より
「ボロカス」が出題されました。少し難しいと感じさせるような問題でした
「ボロクソ」が出題されたそうなのですが、類似問題が出題されたように思えます。このことから、三字熟語を覚えることが多くなっていくと思います
漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第3回】 書取 - 漢検準一級・一級合格の為のデータブログ (hatenablog.com)
⑯より
「ドクジン」が出題されました。答えは(土公神)。意味は「陰陽道で、土の神(漢検漢字辞典より)」です。また、土公神は漢検漢字辞典に載っていました。これは仏教語だけではなく、神道の難語を覚える必要が出てくることを示唆しています
(四)四字熟語
今回は問1と問2はどちらかというと難化の部類に入ると思います。漢検四字熟語辞典だけではなく、違う四字熟語の辞典を使うことが必要になってくると思います
問1より
③(報本)反始「祖先の恩に報いること(コトバンクより)や、⑨の阿遮(一睨)「威徳があって勇猛な様子(コトバンクより)」など、漢検四字熟語辞典だけではなく、違う四字熟語の辞典を使うことが必要になってくると思います
(七)対義語・類義語
今回は難化の部類に入ると思います。ひたすら覚えていくことが必要になっていくことが示唆されると思います
(九)文章題
④より
「ゴウカシャ(恒河沙)」が出題されました。干支だけを覚えるだけではなく、数の単位を覚えることが必要になってくると思います
前回の過去問(2023年2月)を解いていないので分かりませんが、難化していることには変わりはないです。まさしく、難化より難化でした
特に四字熟語と対義語・類義語が難しかったです。
また、今回の問題、準模試(大智模試)の問題が的中しました。
(一)の⑥(10月22日の問題)
(一)の⑳(第一回準模試(大智模試))。
問題が的中して驚きました
今回の漢検1級は衝撃的な問題や頭を悩ませるような問題などがいくつか出題されたように思います。基礎的な問題を完璧にして、少し難しい熟語を書いたり覚えたりする必要があるのだと感じました