2023年第1回漢検準1級総括

漢検を受検された方お疲れ様でした。そして、標準解答が発表されました。
今回は前回より難しくなったように感じます。依然として、難化傾向が続いていることには変わりはありませんが・・・

ここでは特に難しかった問題を取り上げます

書き取り
(五)19より

「法灯」という問題が出題されました。その前後の問題18の「放蕩」と20の「朋党」という同音異義語の問題です
「法灯」の意味は
①迷いの闇を照らす、仏法や釈迦の教えのたとえ
②仏祖。高徳の僧
③仏前の灯火。みあかし。

という意味があります。どの意味の「法灯」が出題されたのか分かりませんが、同音同訓異義語の勉強もしっかりとしないといけなくなってきているような感じがします。

対義語・類義語
(八)3より
「真率」が出題されました。「真率」の意味は「ありのままで飾り気のないさま。多く、人柄についていう。(漢検漢字辞典より)」
少し難しい問題が出題されました。対義語・類義語の中に数問難しい問題が出題される可能性が高いような気がします。


各設問の中に難しい問題がいくつかあるようにも感じます。例えば、公式の問題集や市販の問題集だけではなく、漢検発行の辞典を使って勉強することが増えると感じました。また、問題集に載っている問題を前提として、語彙(知識)を増やす(アップデート)していかないといけなくなっていると感じます

特に準1級は難化傾向が続いているので、対策をしていかないと最近の準1級に合格できないようになっていると思います

漢検準1級を受検される方はしっかりと勉強して、合格できるように頑張ってください

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