漢検2級、準1級、1級の違い
漢検2級以上を受検する人は「どの級を受ければいいの?」という声を聞きます。また「漢検2級、準1級、1級ってどれくらい難しいの?」と思う人がいるかもしれません。そこで、漢検2級、準1級、1級を受検する方を対象に書いていきたいと思います。
漢検2級
漢検2級はレベルでいうと、高校卒業程度のレベルです。漢検2級の配当漢字は185字です。また、漢検2級までの配当漢字は2136字です。常用漢字全てが出題範囲です。
漢検2級は読み、書き、四字熟語や対義語・類義語などが出題されます。
漢検準2級と違うところと違うところは
①四字熟語の書き取りの字数(問1)が1字から2字になる
②同音・同訓の書き取りの字数が1字から2字になる
③誤字訂正の行が2行から3行になる
④書き取り(問(九)の最後の3問(23~25)がことわざの問題が出題される
という感じです。
難易度は勉強していれば合格できる問題が多いです。2級は常用漢字全部(2136字)なので、常用漢字を使い分けることが重要になります
漢検準1級
漢検準1級はレベルでいうと、大学・一般のレベルです。漢検準1級の配当漢字は858字です。許容字体・異体字を除いて2994字です。
読み、書き、四字熟語や対義語・類義語などが出題されます。
漢検2級と違うところは
①旧字体でも解答してもよいということです。
②表外の読み、熟語の読み、一字訓読みと文章題が新しく設問で出題されます。
漢検準1級は2級とは違い、熟語の難しさや奥深さなどが挙げられると思います。難易度は2級よりも800字以上漢字が増え、より一層、難しさが増します。問題文の最後も「~ぬ」や「~なり」などで終わる場合があります。この点では2級とはまた違ったものだと考えることができます
漢検1級
漢検1級はレベルでいうと、大学・一般のレベルです。漢検1級の配当漢字は2665字です。また、許容字体・異体字を除いて5669字です。
漢検準1級と違うところは
①熟字訓・当て字や語選択が準1級にはなかった設問です。
難易度は非常に難しく、漢検発刊の問題集を使っても120点しか取ることができません(合格点160点)。
準1級とは違い、より熟語の難しさや奥深さなどが挙げられると思います。約5700字近くを使い分けることが必要になります。また、辞典に載っていないような熟語も出題されます。まとめると、1級は熟語は多岐にわたることがわかります
ここまで、文章にしてきたものを表にまとめました。
こうみると、2級、準1級と1級は配当漢字数や勉強方法などが大きく違いますね。例えば、2級の合格記や勉強方法をネットなどで見たり聞いたりすることで自分の勉強方法を確立できるといいですね
漢検2級、準1級、1級の違いを見てきました。ずいぶんと2級、準1級と1級は違うことが分かりますね
漢検2級、準1級または1級を受検される方は合格できるように頑張ってください