2024年第1回漢検準1級総括
漢検準1級を受検された方お疲れ様でした。そして、標準解答が発表されました。今回は前回より易しくなったように感じます。
ここでは特に難しかった問題を取り上げます
(五)書き取り
⑲より
「嬉戯」が出題されました。嬉戯の意味は「あそびたわむれること。たのしくあそびまわること。」という意味です(漢検漢字辞典より)。
⑳より
「機宜」が出題されました。機宜の意味は「時機に応じていること。ちょうどよい期間。」という意味です(漢検漢字辞典より)。
最近の準1級は同音異義語の問題が難しくなっています。国語辞典などを使って対策する必要があると感じました
(九)故事・諺
⑥盛徳がつく諺は複数ありましたので、予想の範囲で書いています
「セイトクの士は乱世に疏んぜらる」が出題されました(正解は「盛徳」)。意味は「徳のある立派な人物はかえって遠ざけられてしまうことである。」という意味です(ことわざの森より)。
⑨「野にイケン無し」が出題されました(正解は「遺賢」)。意味は「人材が集まって正しい政治が行われていることをいう。(goo辞書より)」という意味です
共通点は問題集だけではなく、故事・諺の辞典を使いながら勉強していくことが必要になってきていると思います。また、漢検1級で出題されるような問題が出題されました。漢検1級で出題されるような常用漢字の熟語を書いたり覚えたりする必要があると感じました
今回の漢検準1級は基礎的な問題が多かった印象を受けます。ただ、漢検1級で出題されるような問題も見受けられました
例えば、公式の問題集や市販の問題集だけではなく、漢検発行の辞典を使って勉強することが増えると感じました。また、問題集に載っている問題を前提として、語彙(知識)を増やす(アップデート)していかないといけなくなっていると感じます
特に準1級は易化と難化傾向を繰り返しているので、対策をしていかないと最近の準1級に合格できないようになっていると思います
漢検準1級を受検される方はしっかりと勉強して、合格できるように頑張ってください