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2020年6月の記事一覧

蒼と群青(詩)

蒼と群青(詩)

溶け込むことには
迷い憂いまばらで
重なるようなら
互いは離れて

そんな日々を繰り返し 
何度となく戸惑い
息した後の瞬間に 
消えてしまいそうな心を

さあ 抱きしめよう
蒼と群青は 違う色だって
わかっていたはずの恋を今
見つめ直したら 大切な声が響く

幸福論などなかった(詩)

幸福論などなかった(詩)

ありとあらゆるところに
幸せは存在していて
誰かがどうかしら 受け取っている

積み上げれば簡単に
心を満たすはずだけど
どうもそれはうまくいかないらしい

ここに幸福論などなかった
空は 矛盾しているようだった
コーヒーが飲みたくなった
なぜか風は気持ち良い