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ブロガーとライターの違い(オレンジ編)

はじめまして、完熟オレンジことミドリーです。

さて、今回のテーマについて、まず、ブロガーは「自分の好きなことをブログに書くことで1円でもお金を儲けている人」、コピーライターは「クライアントからの依頼を受けて広告制作物を書いている職業ライター」と勝手に定義させていただきますと、その『違い』を諸々鑑みた上で一番に浮かんだのは、「ブロガーさんに全力で嫉妬(笑)」というひと言。

それは、「絶望的なロマンチスト」兼「妄想族」として友達界隈で有名なミドリーならではの理由からです。

結婚経験なしの独女・ミドリーは、幼いころから結婚や、ドレスで着飾ったお嫁さんに憧れることってなかったんですねー。それはなかったのですが「海外生活」には異様なほどに憧れていました。こんな感じに・・・・

ミドリーには、愛し愛されるお金持ちのパートナーがいて、パートナーの仕事の都合でNYに住むことになりました。「ミドリーは自分の好きなことだけすればいいんだよ」と言われて、じゃあ、そこまで得意じゃないけど日本文化の啓蒙ってことでNYのセレブな奥様相手に書道や華道でも教えちゃう?みたいな。それが思いのほか話題になって「もぉ~毎日大忙しぃ~、あ~でもNY最高!」って生活に。
もちろん、ミドリーが高垣麗子さん級のビジュアルじゃないと1ミクロンも叶わないですけど。妄想だからOK!

ま、こんなアホな夢物語も、ブロガーという職業が生まれるまで(BB時代)は、ここまでのアホレベルで区切りがついたわけです。
それが、ブロガー誕生後(AB時代)の今、この「アホ夢物語」にさらなるストーリーが追加されるのが何とも罪なわけです。

続きます。

高垣麗子みたいなミドリーが主催するセレブな奥様相手のサロンが評判になっても、ミドリーの心にぽっかり空いた穴は埋められない。「大好きなNYで美しいモノと人に囲まれてこの上なく幸せなはずなのに、なぜなの……。そうか、私が本当に好きなことって、書くことだったよね」なんて思い出して、NYの毎日をブログにしたためることに。
パートナーの収入があるから自分でお金儲けなんて全く考えてなくて、ただNYでの日々の想いを正直に綴るだけ。

時には話題の三ツ星レストランについて「言うほどでもなかったかな?」と、華麗にディスったりして。好きなことしか書いてないのに、その媚びることのない文章が逆に「素敵です!」「憧れます!」「イケメン!」と共感を呼び、多くの読者を獲得。

さらに、何の気なしに写した浴室の写真に対し「ミドリーさんの浴室にあったシャンプーが気になります。何を使ってらっしゃるんですか?」なんてコメントがくるや、「ご紹介しますね。これはNYのドラッグストアならどこにでも売っているオーガニックのシャンプーなんです。日本ではまだ売られていないようですが、アマゾンでならゲットできるようですよ」なんて、リンク貼ったらアフィリエイト収入も増えちゃって。

そうこうするうちにブログ管理者から公式ブロガーの誘いが来て、「海外生活部門」でベスト3に入ったりして、「ミドリーのNY日記をオチする」板までできちゃって、あることないこと言われまくりで顔バレされちゃうけど、顔がバレても高麗さんなわけなんで「待ってました!」とばかり書籍化の話も舞い込み重版出来ときた日には、「もー確定申告大変だよぉ。ふぅ。」みたいな!

はい、こんな風にアホ夢が広がるなんて、夢のない世の中にグッドニュースじゃないですか。

そして、この「アホ夢物語」にこそ、「私がブロガーさんを全力で嫉妬する」理由が隠されています。それは、「媚びることなく好きな文章を書いて、それが1円でもいいからお金儲けにもつながる(可能性がある)」という点なのです。

あ、全然隠されてなかった?

だから、もし、AB時代の今、私が就職活動を迎えていたならば、職業にライターを選んでいない可能性も考えられる。「残業なしできっちり終わる仕事なら何でもいい。私はプライベートでブロガーになるから!」という発想になったかもしれない。

そして、日本在住でもいいので、生活基盤を支えてくれるパートナーがいて職に就く必要がなければ、やっぱりブロガーを目指したかも。アメリカのTVドラマや大統領選、英国王室はじめ世界各国の王室の調査など、自分の好きなことにだけ持てる力と時間を割いて、ひとり楽しんでいたでしょう。

誰に遠慮することなく好きな事だけ書き連ね、全世界の気心知れた仲間と繋がり、ハリー王子の結婚式なんて、ツアー組んで見学に行ってたかもしれない!!(めっちゃありえる)

まあ、残念ながら私はBB時代に生まれ、ライターの道を選び、ライターの道をただひたむきに、そう、「迷わず行けよ、行けばわかるさ!」とアントニオ猪木に励まされながら行くしかないのですが、実は私、「ライターの仕事も嫌いじゃないからやっているんです」って今書きながら、ハタと気づきました。

「でも、それってなんでだろー」って考えてみて、わかったことがあります!

私って奴は、好き勝手書くのは当然好きだけれども、制約の中で文章を仕上げることにある種の喜びを感じる体質のようなのです。

仕事上、私は当然クライアントから文章の修正を言い渡されます。「えええ!?」っていう無理難題もあります。「このエピソードをいきなりここに?」と、とんでもないことでも、「上の会議で決定しました」と言われたら絶対に修正します。

また、「カンペキ!」と思って仕上げた文章を、デザイナーから「あと10文字減らしてください」などと言われる場合があります。デザイン的に10文字ない方が美しいからです。8文字ではいけません。
「そんな、そんな、御無体な~」と言いながらも、尊敬するデザイナーの要求に応えるべく、あらゆる手を尽くし時間内にやり遂げます。

インポッシブルと言われたミッションをコンプリートするわたくし。

知ってる限りの横文字で表現したくなるほどに、やり終えた時の達成感は何物にもかえがたく。アドレナリンは出まくり、「ちょっとちょっと、なになに、おいおい、天才現る?赤飯炊いとく?」と浮かれた状態は、

まさに・・・・・

『ライターズ・ハイ!』

一度経験するとやめられません。

ミドリー、いま、閃きました。


ライターの作業って結局・・・・
自分のマゾ気質を満たしてくれるんだって!

むむ、そう思うとブログを書く作業って・・・・
自分のサド気質を発揮できるんじゃあるまいか。

考えれば考えるほど、そう思ってきた!

ライターはMッ気上等!
ブロガーはSッ気上等!

結論でたわ。おほほほほ。




#エッセイ #コラム #コピーライター #高垣麗子 #ハリー王子   #英国王室 #大統領選  


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