「政治には金が掛かる」という思い込み
>(宮崎氏は)議員時代の給与を「手取りで58万円でキツキツだった」と公開した上で、さまざまな党や派閥、勉強会への寄付や会費、地元の式典出席などさまざまな出費が飛んでいく窮状を訴えた。
足りないなら足りないで必要性を見定めて優先順位を決め、依頼の幾つかは断るなりして節制すれば良い事。「断れば支持を失う」等と利己的な発想をするから、誰の要求も断れなくなる。
>どんだけ地元から陳情来るか、どんだけ地元に顔を出さなきゃいけないか。
これも予算の範囲内でやれば済む話。
理想と希望に燃え政策立案等に全力で取り組もうとする心掛けは、間違ってはいない。だが、彼は同時に「自分の資力の限界を見極める能力に乏しく、実力以上の仕事をしようとした無能者」でもあったのだ。
自身にその事実認識がなかった為、指摘に対して認知的不協和を起こしカッとなったのだろう。
このように、一部の政治家の「金がない」を真に受けてはいけない。実際、殆どの政治家は無ければ無いなりにできる範囲で仕事をしている。
時間も金も、その使い方の下手な者がその少なさに不平を漏らす。
足らぬ足らぬは工夫が足らぬ(←戦時中の標語)。