苦役や懲罰で人は改悛しない

>刑事収容施設法の定めでは、刑事施設の長は、ルールを守らなかったり、指示に従わなかったりした場合、懲罰を科すことができる。

犯罪者心理に疎い前時代的な発想の下に制定されたルールが、未だに使われているようだ。人は苦役や懲罰では反省しないのに。

>「とぼけたことを言わんでもいいのに」とつぶやいたところ、とがめられたといい、「粗暴な言動」にあたるとして1日7時間半、計7日間の閉居罰を受けた。

事実なら、この程度で「粗暴」は過剰反応。結局、刑務官には他罰したがりな者が多いのだろう。

>その間、男性は正座や安座のほか、壁にもたれかかってはいけない▽足を許可なく伸ばしてはいけない▽両手は指先をそろえて太ももの上に置かなければならない――といった姿勢を強いられ、トイレに行く場合も許可が必要だったという。

理不尽な指示や命令を無視すれば「態度が反抗的」と無理矢理身柄を抑えられ、より一層の苦役を与えられるのだろう。警察や刑務がもっと有益で教育的効果の高い方法を模索しようとしないのは、役人特有の前例踏襲主義の表れかも知れない。
いずれにせよ、こうした「被疑者・受刑者の人権を尊重しない状態」を放置したままでは再犯率も下がらない。


以下、弊サイトより抜粋。

犯罪者予備軍や人格障害者ら心を病んだ不幸者無教養者は皆いわば一次被害者。彼らを救済しないから二次被害が発生。
低水準教育の犠牲者に必要なのは憎しみ(情報遮断・処罰・排除・放置)ではなく愛(情報共有・高水準教育・精神治療・救済)。

「被害者の人権こそ大事」は言わずもがな。その当たり前を殊更強調し善人アピール正義面するのが厳罰主義者の偽善欺瞞。
加害者の人権すら保障できずに被害者の人権保障は不可。「人権派は被害者軽視」は加害者軽視な反人権派の自己投影。

被害者にしか共感できない偽善者ほど加害者を同属嫌悪し「厳罰すれば解決する報復できる許せる償える」と正義面・自己欺瞞。
真に救済すべきは精神的未熟なまま放置されている加害者。被害者のみの保護ケア救済に終始するのは偽善的自己満足。

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