色眼鏡で人物を見る辛坊治郎氏
ニッポン放送と言えば、自称保守思想家の御用達メディア・フジサンケイグループの一角。極右サイドから見ればリベラルな岸田氏は目の上のタンコブなのだが、余程ネタがないのか批判の内容が薄っぺらい。
>アメリカ大統領の会見がテレビで放送されるときは、照明や映像の画角など計算し尽くされています。
それだけ、見た目で判断するor騙される外見主義的な国民が多いという事。精神的未熟の表れなので、わざわざ倣う必要はない。
>首相がテレビに出るときは、もう少し国民の元気が出るようにしてほしいですよ。
主語が大きいのはさておき、己の元気が出ないことを相手の顔色のせいにするのは相手への精神的依存度が高い証拠、権威主義の表れ。
どうしてもゾンビ色が気になるなら、自分が見ている画面の色を自分で調整すれば良い。”赤い”眼鏡でも掛ければ、「自分の心の色眼鏡」が映し出す景色を多少は矯正できるかも知れない。
>何ですかね、この危機管理のなさは。本当にびっくりしましたよ。これが日本の危機管理全体に当てはまることなんだと思いました。
高が画質如きでここまで仰々しく他人事のように語れるのも、先の安倍晋三氏の死が「彼を応援してきた自分達の危機管理意識の欠如に一因がある」という事実に気付いてすらいないからなのだろう。
これも平和ボケの表れだ。保守思想家はとかく御目出度い。自己客観視能力が低いのはある意味幸福な事だが、まだ彼らは政治依存度が無くなるほどには幸福ではないので、今後も暫くは右翼思想に被れた政治家が現れ続けることになる。
トンデモ右翼思想によくある論調と特徴 http://kanjo.g1.xrea.com/mindo.htm#4