論点すり替えが酷いフジ解説委員
デマに流されやすいことで知られる平井文夫氏。フジテレビの解説委員らしいポジショントークで政権擁護に必死だ。
安倍襲撃事件で保守思想の矛盾が次々露呈している今、論点を暈かして曖昧にしたいのだろうが、暈かせば暈かすほど却って保守思想家の議論能力の無さや卑劣さが露呈する。
＞私たちは今、メディア、いや社会から踏み絵を迫られている。これは気持ち悪いことではないか。
アンケート如きを踏み絵に例えるのは仰々しい被害妄想。踏み絵に感じる人自身の思想が「旧統一教会と同じ保守・右翼」である証拠に他ならない。全く無関係で他人事なら、疾しいことはないので違和感も気持ち悪さも感じない。実際、暴力団と何の関係もない者なら、暴力団との関係を聞かれても躊躇なく堂々と答える。
なお、平戸市長は「隠れキリシタンの末裔」なので「遺伝子的にこのような踏み絵行為は気持ち悪い」と吐露しているが、平井氏は「親の墓参りにもろくに行かない不届き者」で「他人様がどんな宗教を信じようが関心がない」のに気持ち悪がっている。気持ち悪がる背景やレベルが違うのに「私たち」と一緒くたに扱われては、平戸市長も迷惑だろう。
＞もしやるなら他の宗教団体についても取り上げなければいけない。山上容疑者の母親が教会に1億円のお布施を払ったのがダメなのなら1000万でもダメなのか。100万ならいいのか。そもそもお布施の額を政治家や他人が決めていいのか。
他の宗教団体は目下問題視されてないので取り上げる必要はない。布施の金額は全く論点ではない。
＞旧統一教会の人が議員秘書だったという批判があるが、秘書を雇う時にその人の宗教を聞いてもいいのか。それは信教の自由に反するのではないか。あるいは宗教法人はなぜ無税なのか、など根本的な議論も必要だ。宗教のことを話し合うならフェアにやらなければいけない。
宗教を「聞くだけ」なら信教の自由に反しない。質問の自由。答える義務もない。宗教法人が無税であることと安倍氏銃撃事件とは全く無関係なので、議論する必要はない。問題の本質は「宗教」ではなく「旧統一教会という極右カルト」なので、無節操に拡大解釈して宗教全般を話し合うことこそフェアではない。