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人夫

「ひとおっと」と読まずに「にんぷ」。
 辞書では、
 1、力仕事に従事する労働者。  まあ、そうですね。
 2 、昔、公役に徴用された人民。夫役を課せられた人民。
      「夫役」からきていることばなのか。

 「夫」、「おひと(男人)」の音変化。配偶者である男性。

 ぶ‐やく【賦役・夫役】は 人身に課税すること。特に労役を課すること。令制では調・庸・雑徭など人身課税を総称し、また課役とも称した。

日本の庸は、正丁(21歳から60歳の男性)・次丁(61歳以上の男性)へ賦課された。元来は、京へ上って労役が課せられるとされていたが(歳役)、その代納物の納入、もしくは上京生活を支える仕送りとして、布・米・塩などを京へ送るものを庸といった

中国の庸:律令においては、本来は年間20日の労役の義務があり、それを「正役」と称した。正役を免れるために収める税が庸であったが、唐代中期以後は庸を納めることが一般化した。

 男性に対する課税なので夫役。夫役を行う人ということで、人夫なんですね。

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