さをり織り
実践者している人の配信で、「さをり織り」を始めて聞いた。
どんな技法か調べてみると、単なる織の技術ではなく、教育システムを含めた手織りのひとつの産業になっていることがわかった。
http://www.saori.co.jp/rinen-rekishi.html
始まりは1968年城みさをさんが始めたもので、名前が付いたのは、1969年。技法についてもっとも簡潔にまとめられた説明は、「色や材質、太さなど素材の異なる縦糸と横糸を組み合わせて、感性のまま自由に布を織る。」です。
織り始めたころ、布地の傷を指摘されたときに、意図的に体系的な傷を作ることを「等間隔に傷をつくれば絽の帯になる。傷の太さと間隔に変化を持たせよう」のように思いついたという一節がある。
絽と紗は、からみ織で織ることで、隙間ができた布です。紗は薄く透き通るような絹織物です。
「さをり」の語源については明記されたものは見つかりませんでしたが、これらのことから「紗織」なのかなあと思いました。
城みさをさんについてwikipediaでは、英語版のしかなく、それも情報が少なので、細かい経歴がわかりませんが、かつて生け花の先生をやっていらしたみたいなので、生け花のシステムをとりいれたという側面があるのかもしれません。