心とは?調子とは?潜在意識とは?その性質を理解して完成を目指しましょう。
前回はマズローの法則に倣って、欲求はひとつではないこと、様々な次元の欲求が同時に、そして認知・認識される中でサイクルやスパイラルとして反復する中で維持され続けるもの、という性質として括るためのお話でした。
今回はもっと不明瞭なものを言語化して、なるほど世の中はこうなのか、というところまで理解して「世界」とはなんなのかみていきましょう。
その前に、そのゴールである「世界の中と外」について、そして「完成」であることについて今はCUBEという概念の中でイメージをしていただきたいと思います。
CUBEの連想として「四角い(構造的な)」「8つ(動き・行動・終わりの始まり=サイクル)の角と6つ(回復・調和・公正・共有)の面」を持つもの、そしてその四角とは、「三角(繁殖・結びつき・新たな創造性・結合による結果)形の結合による多面体への適合」からできていて、最終的に目指すのは「CUBE(人生)の完成」です。
また、その道中には環境の他に「好不調(調子によるプロセスや結果への影響)」があり、それ如何で「完成」に至る物事の質の出来具合に関わってきます。<占いではこの好不調を考慮した示唆というものが、「世界」に合わせた最適解として現状備わってないように思います。占いで当てよう(信頼の獲得や地位の獲得)としてきた弊害でしょうか。>
CUBEという立方体の中は区切られたゾーンである種の「世界」を表します。魚を飼育する水槽もそうでしたね。
そしてその「世界」とは本来、ひとつではないことを意味します。
立方体の外には、また別の「世界」が存在します。
Aさん、Bさん、Cさんとのそれぞれの間にある関係性もその「世界」の話でしたね。
では、「タロットの寓意性による示唆」はどの「世界」の話でしょうか?
多くの占術師は「心の中の見えない意識」いわゆる「潜在意識」の状態や「心の外の現状の意識」いわゆる「顕在意識」などと表現します。
この「意識」とは「意志の、認識」ということですから、前回のお話とつながっています。
今回の主題でもある心や調子そしてこの意識に共通する「キーワード」を探して「性質」を捉えましょう。
なぜそのような事をするのか、を先に考えてみると「タロットによる寓意性の示唆」は連想ゲームのように関連する事象をその1枚に刻まれた様々な情報の中から濃いものを「その世界に影響する要素として選択して認識する」に他ならないからです。
あなたの生きている「世界」も「環境」もひとつのキーワードや事柄だけで出来上がっているものではありません。
これは外的要因としての「環境」や「世界」もそうですし、内的要因としての「心」や「意識」の状態もそうです。
とするとそこに、たったひとつの「寓意性の示唆」だけで最適解を見出すのは適切でない場合もよくあります。
タロットカードを複数枚ドローして占うのも、そうした意図からでしょう。
さて、ここで話を戻しましょう。
前回のお話であなたの内面での「気付き」が「認知・認識」でした。
では、これを外的要因に影響するにはどうしたらいいでしょうか?
それは「伝播」することです。
ここに言葉にして発することによる「潜在意識から顕在意識への転換を図る思惑」があります。
あなたの中でたくさんある「潜在意識」としての思いの中で、「顕在化」されるのはごく一部です。
それは「様々な選択肢の中から最適解として選んだ情報や手段」が「行動した結果として顕在化する」という至極当たり前な状態を指します。
「認知・認識」されて初めて為せる事ですが、その過程で「必要以上に多くの認知・認識や条件の設定或いは選択が行われている」という状態は非常に非効率です。
その無駄を省くために、「同じ性質のもの」「同じ方向性のもの」に優先順位を絞って「あなたに今関連する世界の要素を絞り込む」という作業が本来の「効率化」と言えるでしょう。
それは少なすぎても機能しませんし、多すぎても「混乱」のもとになります。
適度に、かつ「的確」に迷いなく選択される状態であることが望ましいでしょう。
もしそこで迷いが生じるとなると、占いの結果に対してさらに占う、という依存行為に直結します。
これでは病気で主治医に診てもらったけれど、信用できないからセカンドオピニオンの診断も併せて診てもらい、「比較」することで「安心」かつ「安全」な受診を、というのと同じになります。
本来であれば、それは医療行為の結果としてあなたの利益に直結する話ですが、あなた自身に適切な医療知識がない場合、医療技術や病気そのものの状態を判別するだけの要素に乏しく、医者との関係性(世界)の中で、人間性だけで判断する基準しかありませんので、どの解が本当に信用できるものか自ら放棄しているのと変わりません。
話は戻りますが、「伝播」→「波の性質」と同様に心や調子として共通するキーワードに「揺れ動く」→「振動の性質」であったり、それらを併せ持つ「好不調の波」→「反復性・ベクトル」があります。
これらはあなたの現在地が潜在意識や顕在意識として「認知・認識」されたのちに重要になってくる要素です。
あなたが不調の時に「頑張って」の示唆が出た時、果たしてその頑張りは「最適解としての結果」を生むでしょうか?
あなたが疲れているのに、これから富士山やエベレストにそのまま登頂を目指す事を考えていただければ、適切な行為かはお分かりいただけると思います。
この部分に関しては、「あなたがしたいこと」ではないので、「あなた自身が認知・認識する事が難しい」事です。
あなたのカードに対しての質問の仕方が不適切であるほど、その示唆は違った方向への「ベクトル」となって現れるでしょう。
また、直近の現実の事象がイメージへ影響することも考慮すると、ネガティブな行為が良い結果になったり、ポジティブな行為が困難な状態を生み出すということがあるのも私たち人間の関係性の中で「最適解でなかった結果」として起こります。
そうしたことに気付けるための先んじて示唆されたキーワードがあるかないか、それだけであなたの「気付き」の力は変わりますし、その機会を以て「好転させる好機」を得ることで、その先のあなたの「世界」は徐々に目的に向かってベクトルが合った状態で選択され分岐された「根拠のある結果」を積み上げていくことでしょう。
これは「単なる寓意性の示唆」を超越した「科学的な根拠のある事象と過程と結果」になり得ると思いませんか?
もしそう思うようでしたら、この記事とともにCUBE占いを通じて、もっと世界中の幸せが満たされるための情報の「伝播」にご協力ください。
今回はここまでです。またお会いいたしましょう。