アトリエが水没しましたDAY3〜究明編
非常時も、一週間経てば日常であると感じる
人の順応性の高さに驚くばかりである
今日は水没の三日目。
これは多く語るよりも、動画を見てもらう方がわかりやすいと思う。いや、専門的な話いっぱい出るからわかりやすいわけではない。だけども、どれだけ特殊な状況にあったかということは、伝わるかと思う。
自社ビルとか、前のオーナーが自分で作ったビルとか、そういう類いの物件を持ってる&住んでる人は、一度確認してもらった方がいいぜ!!とさえ俺は思ったよ。
尚それだけではこのnoteの趣旨であるエンタメとして笑っとくれ!に反するので、この日にやった
「室内浸水の排水作業のお手伝い」についてを書くことにする。
ちょっと大掛かり&急遽やることになったので、お手伝いが必要になった。
原因がわからないなら精神の安寧を少しでも求めるのは当然の事だ。
溜まった水を無くしたい。
せめて足がチャプチャプしないようにと願うことは、変なことではないだろう???
だから俺は言ったのさ。
なんでも手伝いますってね。
その結果がこれだ。
いや、
これ、ほんとにすごい体験でした。
世界中の水道工事の作業従事者に感謝せずにはいられない体験でした。
排水ポンプというのは、空気圧を使って吸い上げ、その排水を別のホースから出すという単純な仕組みです。
吸い上げの力が強いほど、排出の力も強くなる。
今回俺が体験したのはスプラッシュマウンテンの親分みたいな水流ですよ。
もうね
びちゃびちゃです
お風呂入ったみたい
しかもホースがうねるうねる
だからしっかりと押さえ込んで、ホースが手から離れないようにしないといけないわけ
左手を便器に突っ込み、右手でホースを支える
強固な意思と握力がないとつとまらないわけだ。
しぶきあげる排水を浴びながら俺は考えた・・・
なんで、こんな目に・・・
だが途中で思ったわけ。
俺が困っているから、全力でこの事態を収拾つけようとしてくれている
なのになんで俺がと被害者ぶるのはちと変だぜ。
俺の心が弱まった瞬間、ホースは暴れて水は部屋中をかけめぐることになるのだ
ならここが最終防衛ラインである。
気を強く持ち、手綱を握るのだ!!!
認知バイアス!!!
まあそんな感じで途中からは龍神を封印しているのだと思っていた。荒れ狂う水の神よ、鎮まれ!!!我々がこの地に足を踏み入れ幾星霜。至らぬ部分もあったかもしれぬ。しかしここは落ち着くのだ!!全てを水に流したところで求めた未来がやってくるわけではない。人には可能性があるのだ、絶望や怒りで薙ぎ払うようなことはあってはならぬ!!!ほああああああああ!!!!
明星先生を生きた経験がここで効いてきた。
超自然的現象に立ち向かうには、こちらも超自然的パワーを借りて挑まねばならぬ。
まあこんな調子で結局一時間ぐらい握りしめておりましたよ。
作業員のお兄さんに、お茶とコーラを渡して解散。
室内の水量はようやく5cm以下となった。
明日はヘルプを頼んで水を掻き出す作業をする。
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