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倉垣吉宏
2020年12月14日 11:28
分断ということについて今年はよく考える。「ベンサムの功利主義」というものがある。ひとりが不幸になって多数が幸福になるならそれでいいという考え方だ。コロナ禍においてはこの考えが表面化し散見されるようになっている。具体的には飲食店に対する風当たりにそれを感じる。演劇・音楽など芸術表現に対してもそうだ。「別になくなったって(わたしは)困らない。生活必需ではないから問題ない」というような言質である