ひぐ業考察『15話+沙都子のウエストポーチ』

※この先、『ひぐらしのなく頃に業』本編のネタバレしかないので、アニメを先に視聴することをオススメします。

※『ひぐらしのなく頃に』『ひぐらしのなく頃に解』のネタバレも大いに含みます。先に視聴することをry


※2021/01/15放送、15話「猫騙し編 其の弐」視聴直後の記事です。








衝撃の15話。

怒涛のラッシュ。

忙しい人のための切り抜きかと思った。



いやあ、驚いた。

ひぐらしのなく頃にという作品に慣れていたから
どんなにグロテスクな展開になろうとも
もはや驚くことなどないと思っていたが

今回は驚いた。

あのシーンからのあのシーンは…
なかなかのホラー演出だった……


さて。

もうこれは考察なんてしてられない。

さっぱりだ。

前提が何もかも違うからさっぱりだ。

何も分からない。完全に見失った。


『北条沙都子黒幕説は、分かりやすすぎるからミスリードではないか』と前回締めくくったが
やっぱり“黒幕”ではないんだろうなと思い始めている。

 ( ↑前回 )

いや、というより、言い方の違いだ。
最初(黒幕考察初回)に『“北条沙都子”を操るラムダデルタが黒幕』とは言っていたが、やはりそちらの言い方のほうがしっくりくる。


 (↑黒幕考察 初回)



『ひぐらしのなく頃に業』の黒幕はラムダデルタだろうというのは、引き続きそう思う。

しかし

もしかして今回の『雛見沢』には、“黒幕”なんて存在しないのでは…?

と思い始めた。


北条沙都子は間違いなくキーパーソンだろう。
ただ、彼女もやはり被害者なのかもしれない。

『北条鉄平のいない世界』を望んだばかりに、永遠のループに投げ込まれた、梨花と同じ旅人。
抜け出すために試行錯誤を繰り返しているのかもしれない。

しかし一方で、“黒幕”の影が全く見えない。


今回の15話は、正にそれを突きつけるかのような回だった。
大石蔵人も、赤坂衛も、園崎茜も、公由喜一郎も。全ての『かもしれない』を次々に否定していった。

それはまるで、うみねこのなく頃にで、ベアトリーチェが赤き真実ですべてを塗り固めてみせた時のように。

手詰まりだ。
全くわからない。


こういうときに

『チェス盤をひっくり返す!』

なんて言えたらいいのだが、
生憎全く見当もつかない。

16話を待つしかない…






………?

ん?


監督は?

入江京介は…?


そうか、彼の線もあるのか。

鷹野三四の次に雛見沢症候群に対して思いが強い人間といえば彼だ。


そして今回出番があまりない。

裏を返せば、“姿が見えない”。

あり得るな…


16話はこの線で考察していこう。




そういえば、この前から気になっていたことがある。

沙都子の腰にあるウエストポーチ。

あれは前からあっただろうか?
調べてみても出てこない。

実を言うと、業が始まってすぐに「あれ?」と思った。だけども、いかんせん沙都子の後ろ姿なんて最後に見たのは10年も前のことだから、記憶に自信もなくて、思い違いかと深くは考えなかったのだ。

だけど、今になってやっぱり気になる。

そこで今更ながらに軽く調べてみたが
なんとTwitterで数件ヒットするくらいで、あとは特に言及している人も見当たらない。
こんなにわかりやすい変化なのだから、考察班が放っておくはずがない……私のように記憶に自信がないから?いやまさか…
もしくは、やはり思い違い…?
それとも調べ方が悪いのか…?

しかし同時に
「沙都子 ポーチ」
「沙都子 ウエストポーチ」
と調べたときに、古い情報すらも出てこなかったのだ。

コスプレするときに必要になりそうなものだが…

ということはやはり存在しなかったものなのだろうか?

ひぐらしファンを名乗っておきながら、主要キャラクターのビジュアルに自信がないというのもお恥ずかしい話なので今まで触れることも書くこともなかったが、今になってどうしても気になる…


仮に今回からの追加要素だとして
彼女は何を肌見放さず持っているのか?

腰のポーチに収まる大きさのもの…


例えばそれは、雛見沢症候群関連の注射器とか…?

例えばそれは、ひぐらし業14話の『神剣』のカケラとか…?

うーん。


………


もし本当に神剣のカケラだったとして。

沙都子はそのカケラで梨花を殺さないと望んだ世界には行けない(戻れない)という目的があったとして。

ポーチに忍ばせ、機会を伺いつつ肌見放さず持ってはいるが
梨花が沙都子を親友として愛しているのと同じように、沙都子もまた、やはり親友である梨花を愛しているから、なかなか実行に移せず、何度も何度もループさせてしまっている。

このループを止めるには、どちらか片方が神剣により自殺または殺害されないといけない。
そして生き残った方しか、未来に進めない。


そんな悲しい物語がある…かもしれない…?


まさかな…

嫌だよ、そんなカケラ。



または、注射器だったとして。

これはさっき思い付いた『入江京介黒幕説』にも関わってきそうな気もする。

入江京介は父親を愛せるようになる脳の寄生虫の実証データを求めている……または、入江京介が雛見沢症候群の発生を北条沙都子と協力しているのかもしれない。


なんの為の注射器か。

自分の身を守るため……いや、誰かに打つため?

もしこの世界線の北条沙都子が雛見沢症候群を“知って”いたら?

うーん。

意外といいかもな…この視点。



以上。

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