ひぐらし業・沙都子デルタ黒幕説 第2弾
※この先、『ひぐらしのなく頃に業』本編のネタバレしかないので、アニメを先に視聴することをオススメします。
※『ひぐらしのなく頃に』『ひぐらしのなく頃に解』のネタバレも大いに含みます。先に視聴することをry
この記事を書いているのは、14話放送終了の翌日である。(書いてたら日付が変わったが。笑)
1クール目となる1〜13話では鬼騙し編、綿騙し編、祟騙し編、が完結し、14話からは猫騙し編がスタートした。
冒頭に書いてあるとおりネタバレ満載なので自己責任で閲覧願う。
鬼騙し編の頃、こんな記事を書いた。
この記事での結論は、北条沙都子(ラムダデルタ)が黒幕だということで締めくくったのだが、
それから綿騙し編、祟騙し編と進んでいくなかで、それはやはり、確信へと近付きつつあった。
沙都子の言動に違和感がありすぎる。
鬼隠し編ではあまり描写はなかったが
綿騙し編では、ゲーム大会のときに「お茶でもしませんこと?」と言って魅音を外へ連れ出した。
ここで沙都子が、魅音に疑心の種となる何かを吹き込んだとすれば、圭一が魅音に人形を渡したのに惨劇が起きてしまったことも納得がいくし、更には死亡時には魅音(詩音)と同士討ちになっている。
祟騙しでは、逆に怪しい点がありすぎるので省略するが、逆にここまで分かりやすいと、ミスリードな気さえしてくる。
それ程までに怪しい…
しかしひとまず、沙都子が黒幕説、で考えてみよう。
祟騙し編のラストで、沙都子は圭一を自宅に連れ込み、圭一は鉢合わせした鉄平と相討ちとなる。
ここで確信。
沙都子の目的は、やはり鉄平絡みで、鉄平を殺害することが目標だったのだろう。
祭囃し編で、梨花は世界を
ジジ抜きは欠けた1枚のカードが足されたら、敗者の出ないゲームになる。
と例えた。
敗者の出ないゲーム。
それこそが求めた世界なのだと。
だから梨花は、黒幕だった鷹野でさえ救われた未来に辿り着いた。
ところが、沙都子にとって、世界は『ジジ抜き』では駄目だったのだ。
沙都子にとって北条鉄平は
『ババ抜きのババ』であり、
世界にとって“要らない”存在だった。
彼さえいなければ完璧な世界だった。
だから、古手梨花がようやく辿り着いた『祭囃し編』の未来は、沙都子にとっては最高の世界とは言えなかった。
北条鉄平の殺害。
それを乗り越えた先の、部活メンバーの幸福。
それこそが、北条沙都子が望んでいる未来。
だから祟騙し編で、圭一が鉄平を“不幸な事故で”撲殺したことは、沙都子の中では予定調和だった。
だけどまさか、大石が発症するとは思わず、
結局、誰も望まなかった、不幸な世界の終わりを迎えてしまった。
…というのが、沙都子黒幕説としての見方だ。
しかしやはり、これでは分かりやすすぎる。
……“なく頃に”だぞ、これは…。
正解率0%であるはずの問題の答えが、
こんな誰でも辿り着く真相が答えな訳がない。
とはいえ、別の見方はやはり難しい。
推理モノというのは、物語が進むにつれて答えが少しずつ絞られていくもののはずなのに、
ひぐらしは物語が進むにつれて分からなくなっていく。
ああ、これでこそ。
これでこそ、“なく頃に”。
なんて面白いんだろう。
とりあえず今は、沙都子黒幕説のまま、2クール目も見続けようと思う。
もし沙都子黒幕説が有力なのだとすれば
猫騙し編で、梨花は力を失った羽入から
死が新たな世界の始まりでしかない繰り返す者を、殺すことができる剣です。
と教わり、『鬼狩柳桜』という剣で自殺をしようとするが
もし、“死が新たな世界の始まりでしかない繰り返す者”が沙都子であったとしたなら。
梨花が理性を保ったまま、沙都子を殺さないといけない……なんてことが、今後起こりうるかもしれない。
梨花にとっては最愛の親友、沙都子を。
なんて残酷なんだろう。
………竜騎士07さんならやりかねない…。
以上、沙都子黒幕説、第2弾でした。
ちなみに…
前回の記事では、『黒幕は沙都子を操るラムダデルタ』と書いたのだが、やはりラムダデルタを感じるシーンも数多くある。
遊びで名付けた技名だとか、野球のシーンだとか、色々あるが…
祟騙し編のラスト、特に違和感が強かった。
これまで
「君たちは同じ服しか持ってないのか…?」
とツッコみたくなるほど、他の登場人物の私服は1着しか登場してこなかった。
どの日も必ず、その1着しか出てこない。
しかし、祟騙し編のラスト。
沙都子が野望を果たそうとする綿流しのお祭りの日、沙都子は、大きなフリルの見慣れない服を着て登場した。
それは、正装のように見えた。
まるで、リボンとフリルが大好きなラムダデルタが選んだかのような、正装のように。
???「特別な夜は、やっぱり特別な服じゃなくっちゃね!」
終わり。
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