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親の服を引っ張り出してきて向う先は古着屋さん。~今時の女子高生事情~

最近長女はコンサバで綺麗なお姉さん系の服を好むようになって少々私は面白くなかった。
どこにでもいそうな、量産型女子的ファッションには魅力を感じられず、かと言って私の好みを押し付けられるような年齢ではない。
セブンティーン。

ああ、17歳の頃ってどんなんだっただろう。
私はまだ髪はロングヘアで服こそ個性を求めていたが、まだみんなと一緒という安心感の中にいた時代だったかもしれない。
18歳で男の子にフラれてから、漫画みたいに髪をバッサリ切った。
結構短めな、ショートカット。

そこから私の世界は一変した。
そう、なぜかカレシまで出来た。

そんな多感な娘が、修学旅行の服を買いに、「アメ村の古着屋へ友達と行く」と突然言い出して、私や旦那の服を片っ端から漁っていた。

旦那はハーレー乗りの塗装屋。
アメ村の古着屋で売ってそうなハーレーダビッドソンTシャツも色々持っている。(単に着古しただけ^^;)

その中で娘が選んだのが、私が25年前ぐらいに着てたKENZO GOLFのニットベスト。

カラフルな発色が楽しくて、私はこれをアパレルの新入社員研修の一週間合宿にも持参していた。
濃紺のスーツのボトムに上はスタンドカラーの白シャツだったかな。その上にこのベストを着て。ああ懐かしい。

当時の女性講師(SV)が、元KENZOの子供服のデザイナーでその前はKENZOの販売員だった方で、すぐに「それKENZOだよね!」を声をかけられとっても喜ばれた。

それからは、出番もあまりなく約20年お蔵入りしていたけれど、断捨離の度に捨てきれず置いていたのだった。
超コンサバ系女子高生の娘は、さすがにアメ村にいつものファッションで行くのはないやろ、と親の服を漁っていたわけなのだ。

そして、最終的に、この下のコーディネイト(全部私の服)に、ジュエティの赤のショートダウン(娘私物→私が数年前ネットで購入)を合わせ、靴は色々言ったが、(私はナイキエアマックス推し、娘はユニクロのヒールショートブーツ)黒いブーツ、バッグはフィレンツェで昔買った個性的なBAG。

TPOってものをしっかりわかっている娘にちょっと安心した。服っていうのは、場に合ってこそ生きる部分は大きい。

そして、「適当に行ったらあるやろ」というが、古着屋というのはだいたいビルの上の階にあるので見つけにくいので、ネットで調べてここは行くべき、などアドバイス。

そして買ってきた中で一番気に入っていたのがコレ

なんと樫山の五大陸(メンズ)のスウェード調コート。
確かに似合ってたし可愛かった。
おじさんのブランドだけど若いコってこんなの着るんだ!って感慨深かった。

私がおススメした古着屋チャッペルルは安くて品物も店員さんも良くてすごく人気のお店で、なんと1時間半待ちで入店したらしい。平日だよ!

そしてこのコートも本当に状態が良くて1600円ぐらいだったとか。

もうこの子たちが行くぐらいのお店にある古着は、家の奥かおじいちゃんちに眠っているかもなと思わずにいられなかったカニでした。

※背景写真はベトナムのハノイ

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