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夏の1コマ~1日限定夏日記

noteの投稿企画、#夏の1コマ
夏真っ盛りのこの季節、「夏らしい瞬間」を切り取った写真を募集します!

を、目にしたとたん、夏の1コマ日記を書いてみたくなりました。
「夏らしい瞬間」の写真は、8月の3連休中に思わぬ感じで撮れていて、あとは日記をつけるだけ! の状態でした。

いつもだったら、思わぬ写真が撮れたときには、うきうきいそいそ、noteの準備にはいるのですが、子どもの頃の夏休み、慌てて絵日記をつけた”あの感じ”も再現したいと、8月30日まで記事の作成を保留して、宿題気分で夏の1コマ日記に取りかかってみました。

2024年8月12日(月)

山の日で3連休となった最終日。
昨日から帰省していた私は、実家メンバーが数年前に始めたという家庭菜園まで、父と二人で散歩しました。
一緒にちょっとそこまで歩くのが目的でしたが、畑の様子をチェックした父が、おもむろに菜園横の物置から道具をとりだして、ナスやキュウリ、シシトウの収穫にとりかかり始め、手持ち無沙汰な私は、低い木の陰で一休み。しゃがんで夏の空を見上げたら、白い雲が列をなして浮かんでいました。
このまま写真を撮ったら、今この瞬間の気持ちも写るような気がして、スマホのシャッターボタンを押した私の足元に、隣の田んぼから二匹のカエルがぴょんぴょんぴょん。久しぶりに間近でカエルを目にしました。

そのまましゃがみこんでいる私の視線の先には、父の日に私が贈った白いTシャツを着てくれている父の後ろ姿。
姉か妹、それとも母が選んだベージュの帽子もよく似合っていて、パチリと写真を撮りたくなったけれども、この瞬間は心の中に残したほうがいいと思えて、収穫を続ける父をぼんやりまなこで追いかけました。

二人の両手では抱えきれない夏野菜を、物置にあった乳白色のポリ袋に詰め終えたとき、スマホの時刻は正午20分前でした。
なんてことない午前のひと時。しゃがんで撮った夏の空が、あまりにものんびりのどかで地元らしくて、忘れたくない夏の1コマとなりました。

しゃがみこみ見上げた空に夏の雲

写真の風景を俳句にしてみました。
稲穂の高さから見上げた夏の空です。


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