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恐る恐る退去立ち会いしたけど何も起きなかった話

こんにちは! かにまろです。

前に住んでいた部屋を退去するとき、いろんな引っ越し関連の動画を見ていました。

どの動画にも共通して言われていることはコレ。

退去立ち会いはしなくていい。

その場で退去費用の明細にサインさせられたり、サインしなかったら返してもらえなかったり。特に女性の場合は、男性に高圧的に来られると断り切れなかったり。いろんな動画で警告されていました。

とはいえ、電話口で話している限り、管理会社は退去立ち会いをするのは当たり前のような雰囲気でしたし、何より自分でも汚してしまったと自覚している場所があるので、そこに対してどんな判断が下されるのか確認しておきたい。

そんなわけで、私は退去立ち会いをすることにしました。

退去立ち会いは滞りなく終わり何も問題は起きませんでした

善良な管理会社さんもいるのに、退去立ち会いの嫌なエピソードばかりが溢れかえっているのはいかがなものか……。

そう思い、何も起きなかったというエピソードをまとめてみました。



退去立ち会いの流れ

まず、書面で退去の申請。数日後に電話がかかってきて、退去立ち会いの日時を決めました。

当日、既に荷物を運び終えているので、何もない部屋で待機。

時間になると作業着のおじさんがやってきて、流れるように立ち会い開始です。

まずは台所から。おじさんはペンライトのようなものを持っていて、棚の中まで念入りに見ていきます。水は出るかどうか。換気扇は動くかどうかをしっかり確認。
次はトイレ。こちらも、戸棚と水が流れるかどうかの確認。
風呂場も同様に。

リビングと廊下は、壁紙を中心にざっと確認。
ここは汚れている個所がいくつかあったので、目印の付箋を貼っていきます。自覚している汚れはもっとあったのですが、気づいていないのか、気づいたうえで問題ないと思われたのか、私が考えていたよりも少ない指摘で済みました。

10分もかからなかったと思います。

「はい、こんなもんですね。とても綺麗な状態です」

以上、終了です。

その後は、汚れている個所の原状回復に1万円くらいかかりそうだという所見、契約書にあるクリーニング費用負担の説明、敷金返金の日取りの目安を説明されます。私が納得したら、特に何かにサインさせられることもなく帰宅です。

実にあっけなかった。

明細を受領

後日管理会社から「敷金2ヵ月分のうち10万円ほど返金する」という電話がかかってきました。

私としては何も問題ないのですが、一応明細をメールか郵送で送ってほしいとお伝えしました。

さらに数日後、敷金精算の明細書が届きました。

内容も問題なし。おじさんの見立て通り10万ほど敷金が戻ってくる計算になっていました。すぐに明細の内容で了承する旨の電話をして、退去立ち会いのやりとりは終了です。

口座に振り込まれた10万円

クリーニング後の振り込みとのことで、やや時間はかかりましたが無事に返金完了。口座には明細に記載された額がしっかり振り込まれました。

本当に何も問題ありませんでした。

東京はガイドラインがある

私が住んでいた家は東京でした。
東京は人が多い分、賃貸トラブルが後を絶たないのでしょう。こうしたトラブルを防止するガイドラインが作られています。

ガイドラインに則っていれば、契約時に管理会社自身が「賃借人が本来負担する必要がないもの」を説明しなければなりません。例えば「クリーニング費用は本来賃貸人が負担するものですが、ウチでは負担いただきます」と説明を受けます。

つまり、ガイドラインを守る会社かどうかは契約時にわかるわけです。

ガイドラインに則った説明をしなければそういう会社ですし、説明をしたうえでガイドラインに反する内容が目白押しであれば、ふてぇ野郎だという話です。

クリーニング代と鍵交換代はどこも賃借人負担なのでどうしようもありませんが、それ以外の負担項目が多いようであれば、だいぶアレな会社だと思います。どんなに物件が良くても、そんなところとは契約しないほうがいいですね。

私が契約した部屋の管理会社は、説明がしっかりしていましたしクリーニング代と鍵交換代以外は何もとられませんでしたし、相場についても説明を受けましたので善良な会社だったのでしょう。契約して良かったと思っています。

まとめ

部屋を借りるときは、隅々まで契約書を確認して、全てを理解しましょう。
東京都にお住まいの方は、ガイドラインを読みましょう。面倒ですが、たかがPDF80ページです。これで、退去時の鬱陶しいやりとりやウン十万のお金を失わずに済むと考えたら、実に手軽な割に実利的な勉強だと思いませんか?

契約や退去に臨むときは、知識をつけて、必要以上に恐れることなく、自信をもって挑みましょう!

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