「十一人示」第十一帖
一(・)より九の津(ここのつ)たどりたら
ぐるり○(わ)となる一○(ひととわ)の道(みち)
つい(対)に見えたる弥終(いやはて)の
弥先(いやさき)のひとつ(人津)に、○(輪)の閉じるなり
富士は晴れたり日本晴れ、十の戸(とのと)開けたて五月晴れ
十○(とわ)の輪(○)成り也、十の戸(遠の戸)開き
弥先(いやさき)弥終(いやはて)、一(ひと)十○(とわ)の
対(終)にまします十と一(とうとびと)
十一人の大仕掛け、常永遠(とことわ)の御世を弥栄(いやさかえ)させ給うこと、かしこみかしこみも申す
日の戊子の日 火に○己つ九