「十一人示」第十二帖

一(ひと)から一一(ひとひと)数多と成り成り
一人と同じ、ひと居らぬ
御世(三四)見よ、天晴れ、不二の一一

皆御名(みなみな)違う、人人の
間(はさま)に起こる諍いも
道を違える寂しさも
お互い様で十と一(とうとひと)
喜ぶひとの足元に
七(キ)の御世出づる
みち満ちる

人、理(ひとり)で解けん、この仕組み
解けてくらわば、五月晴れ
富士(不二)は晴れたり日本晴れ



癸卯のはしの始めの日  、にある七付く

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