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798日後に死ぬニンゲンには唯一の心残りがあるという話
本題を省いて書きたくなってしまったのでてきとーに。
まあ、とりあえず残り、798日"以内"なんですよ。
で、1つ心残りがありましてね。3月くらいまで彼女がいたんです。
精神病棟で知り合った子です。
その頃、ぼくは、初めて他人を"愛"というする感情が生まれていました。
正直、"好き"とか"恋"とかその時まで、よくわからなかったんです。
「どんな人がタイプ?」なんて聞かれても「よくわかんない」としか答えられず、女性と付き合ったってセックスをしたってそれが"好き"という感情なのかよくわからなかったんです。
でも、自分の中で"愛"には定義がありました。
それは、
「自分のをこの世に繋ぎとめる人」
でした。
家族、妹に特に強く感じていました。
ぼくは、自分が死ぬより周りの近い誰かが苦しんだり、つらい思いをする事の方が余程きついです。
(全く知らない人なら、何万人死のうがあまり興味ないですけどね。)
そういう理由で、実際、ぼくはそれを必死に避けようと生きていました。
自分という一つの世界が終わったって、その後の事は知り得るのかどうかもわからない。
ただ、ぼくの愛する人はぼくのいないその人の世界を生きるのです。
ぼくは愛する人を不幸にしたくない。
だから、その人が「自分のをこの世に繋ぎとめる」のです。
当時はその子(Kちゃんとしますか)といる時間だけが楽しくて、ドキドキして、片時も頭から離れることはありませんでした。
見れば見るほど、誰よりも可愛いと感じました。(たぶんあんまりかわいくないです。)
他人がたまらなく愛おしい、一生一緒にいたい、結婚したい。幸せな家庭を築きたい。
24年間捻くれて全てバカにしていたぼくが、本気でそんな事がしたくなりました。
Kちゃんもぼくを同じように愛してくれていました。
彼女は19歳で児童養護施設からの入院でした。
ぼくには力も地位も何もありません。選りすぐりのゴミです。
それでも、いつかは立派に彼女を養える様になりたいと思っていました。
しかし、哀しいかな。
あまりにも力が無さすぎた。
3月、恐らく、双方の思いとは裏腹に一切の連絡が取れなくなってしまいました。
何かあったのか、生きているのか、それとも。
ぼくの事が嫌になったのならまだ納得できます。
それから、個人的にも死線を彷徨う状況に陥りました。
死んだ方がマシだと本気で思うことがあるんだなと。
でも、そんなときでもKちゃんはぼくをこの世に繋ぎとめてくれました。
だから、
「もう一度、会いたい。」
その思いが、唯一の心残りです。
でわまた。🤯
君が噛みついた痕はすぐに消えてしまったのに、ずっとのこってる跡があるよ