鳥取ブログの思い出
ヴァジャさん、しょうちゃん、山陰放送進出おめでとうございます!鳥取ブログロスの話にシャイな鳥取リスナーの皆さまが勇気を振り絞ってお便りをくださり、回り回ってお二人が全米デビューとなること、どうしても端緒になれた自意識の発露を禁じえません。
鳥取、おそらく米子に暮らすおじいさん達が綴るブログが閉鎖され早半年。サーバーごと消滅すると本当に何も残らなくなってしまうので、私の記憶にある鳥取のおじいさんのブログの思い出を記します。
〈地域活性化サーバー〉
どうやら鳥取、島根、岡山の地域ブログとして開かれていたようです。運営元のfacebookによると、資金面で維持が困難となり、2023年3月に惜しまれながらサービスが終了しました。
〈よく読んでいたブログ〉
Uさんというおじいさん(確か70代後半〜80代前半)のブログをメインに読んでいました。
〈どうやって発見したか〉
カヤネズミというネズミにハマっていたころがあり、「カヤネズミ」で画像検索したところ、「倉庫でカヤネズミが子育てをしていた」というUさんのブログのエントリを見つけました。そこからバックナンバーを読んだり、週2くらいで最新記事をチェックしたりしていました。よくよく遡ってみますと、3年間覗き見していました。
〈思い出あれこれ〉
・Uさんはチャボや烏骨鶏を飼っていた。生まれて数年の雌鶏だけは家の中で過ごさせたり、お出かけに連れて行ったりしていた
・確か有精卵を自作の孵化器で孵化させていた(凄い)
・地域の人がコメントをして会話しているところも覗き見していたが、どなたかのコメントに「(Uさん自身の)ワクチン接種にもチャボを連れていきます」と返しているのを見て大笑いした
・Uさんのブログのバックナンバーを読んでいると、Kちゃんという82歳のおじいさんが出てきた(非ブロガー)
・ある日のブログのタイトルが「Kちゃんのユンボが沈みました」で、度肝を抜かれた。ユンボって沈むんだ…
・Kちゃんは納屋で柴犬やチャボを飼っていた。柴犬に子供が生まれ、アップされていた子犬の画像がとてもかわいかった。
・子犬は貰われ先が決まり、確か母犬も共にもらわれて行くことになった。「犬はハワイへ行くことになったようです。アメリカのハワイではありません」と意味深に記されており、そこで鳥取にハワイがあることを知った
・Kちゃんは度々ブログに登場していたが、ある日突然Kちゃんの葬儀に出たことが綴られていたのが衝撃だった
・Kちゃん亡き後、心優しき方(この方もブログをまめに更新されていた)が犬を散歩に連れ出してくれている
・時折チャボが野生のイノシシにやられているのが弱肉強食であった
・たまにホラー回があった
・Uさんは飼っているチャボのために30匹ほどイナゴを捕ってきてくれていた
・かつてヤギも飼っていて、写真がとにかく可愛かった。手編みの赤いちゃんちゃんこを着せてもらっていた
・月に1度、倉吉市で行われるフリーマーケットに出品しているようだった。鳥取に行ったらそのフリマにも行きたいと思った
とにかくUさんは顔が広く、他の方のブログにも名前が出てくることも多かったです。Uさんのブログにも多くのコメントがついていました。微笑ましかったのは、近所にお住まいの方同士でもブログ上でやり取りをする場合は、みなさんHNで呼び合っていたところです。もちろんUさんもHNです。オフラインでもオンラインでも人と人の繋がりがあり、地域活性化のためのサーバーは私が覗き見していた鳥取以外のエリアでも盛り上がっていたと感じました。サーバー終了の日は「さようなら◯◯(サーバー名)」といったタイトルの投稿がたくさんありました。またいつの日か、どらやきドラマチックサーバー(仮)として復活することを祈念して、回想を終えようと思います。お読みいただきありがとうございました。