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calm_dietes689
その星は やがて儚く、
どうしてこんなことになったのだろう
どうしてあなたはこうなってしまったんだろう
僕はどうありたかったんだろう
駆けるたび込み上げてくる重い、思い、想い。
紅白色に染まった包帯をさらに赤く染めるような
腐ったこの胸の中。
見上げた空に輝くその星が僕を呼んでいる気がした。
ああそうだ、こんな満点の星空の日。
貴方はそっとキスをした。
「「どうしたら貴方に会える?」」
貴方はただ微笑み愛の言葉を告げるだけ。
「「貴方がいないと僕はだめなんだよ」」
貴方は返事をしてくれない。
だからもう決めたんだ。
「覚悟は出来てるよ。シスター。」
僕の瞳は朱色の弾丸と丸く長い鏡に隔たれて貴方を直接は見れなかった。
「さようなら」
今日も星が綺麗だ。
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