最近のカナダの移民の事情
ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作ってます。
最近のカナダのビザ事情
どうやらカナダは最近になって移民の数を調整するような動きになってきているようです。
本日も政府からアナウンスがあり、ビジターでカナダに滞在している人がカナダ国内から就労ビザを申請できなくなりました。今まではコロナのせいで国外に行けなかったので、一時的に国内からビジターの切り替えができたのですが、それが予定よりも早く終了した形です。
先日も、トルドー首相は今後、一時的な外国人労働者よりも、カナダ人労働者を優先する方針を発表しています。
コロナのせいで足りなかった労働力を賄うために低賃金の外国人労働者をたくさん入れましたが、いかんせん移民が急激に増えすぎた感があります。
若いカナダ人でも仕事をとるのが難しい状況になってきています。
最近、僕の近くのスーパーで仕事説明会がありましたが、そこにとてつもない長蛇の列ができていて、なかなか大変な時代になってきたなぁと肌身をもって感じております。
それ以外にもLMIAという雇用主がサポートするビザが規制の強化が入り、6%以上の失業率がある地域では、全従業員の10%までしかサポートできなくなったりと上限を設けるようです。
審査も厳しくなり、申請料も上げることが検討されています。
政策としては、カナダ人の雇用を守り、外国人労働者を締め出すような形になります。
今までトルドー政権はさんざん移民を受け入れましょうっていう方針で、じゃんじゃん受け入れていたんですが、経済の鈍化と失業率の増加から、ここにきて少しづつ方針転換しているような気がします。
そうでもしないと、トルドー政権の支持率が少しずつ低迷してきているので、次の選挙でカナダ人からNOを突きつけるれることになりかねません。何かしらの内向きのアクションが必要だったのかもしれません。
永住権をとるのが難しくなっている
僕が永住権を取得した数年前のコロナ期前半と今を比べると、永住権の取得のハードルがかなり上がっています。申請に必要な属性のスコアも少しずつ上っていて、僕も今の点数ではとてもじゃないけど永住権を取れる気がしません。
なので僕が永住権が取れたのも、ホントにたまたまいい時代に当たったラッキーだと思います。
しかも、それにビザの難しさに加えて、仕事を見つけるのがかなり難しくなっています。
これはITの業界でもそうなんですが、それだけじゃなくてレストランとかスーパーとかカフェとかそういった仕事も難しい。そもそも仕事の空きがなかなか無かったりします。
ワーホリでこっちに来た人も、なんの仕事が見つからずに帰るみたいなことが平気で起こっています。ましてや英語もできないようなら、以前は行けたけど今では相手にしてくれない可能性があります。
海外でITエンジニアになりたくて来た人も、経験者であってもなかなか厳しい戦いです。未経験なら今はなおさらです。
じゃあ、絶対にカナダに来るなら今はやめておいた方がいいのかって言うと必ずしもそうでは無かったりする場合もあります。
こればっかりは時代の流れなので、何がいいとか悪いとかって予想するのがかなり難しい。
タイミングとしては今は結構良くない時代に入ってきているように見える一方で、1年後にはすごいチャンスが急にやってくる可能性もあります。
コロナが流行り始めた時に、おそらく仕事がなくなって失業者が増えるだろうって様子されていたにも関わらずこちらに来た人は、逆にコロナバブルでIT関係の雇用が増えたので就職できた人が多かったりします。
こういうこともあるので、一見悪そうに見えても実はその後良くなることも普通にありえそうです。
なので、いかに長くカナダにいて、次のチャンスを待てるかが永住権を狙う上では大切になってきます。
ということで
特にアドバイスってないんですが、滞在ビザの話ってかなり時代の運の要素が大きいなと思います。
しかも、なかなか予想が難しい。
なので、タイミングを読もうとするのって実はあんまり意味ないんじゃなかなぁと思います。自分が準備がある程度整ったらサッサいった方がいいのではと思ってしまいます。
これから永住権取る人。大変だけどガンバレ!!
ではでは。