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小泉進次郎の会見が稀にみる良さだった

完全に寝不足です。
なぜかというと、小泉進次郎にやられてしまったからです。

ご覧になった人も多いと思いますが、昨日、小泉進次郎さんが総裁選へ立候補を正式発表し、総裁選出馬会見を行っていました。

1時間ほどの会見を自身のYoutubeで配信しています。

僕はカナダ在住ですし、日本に住んでるわけでもないので、この会見自体は知りませんでした。
ましてや、特に日本の政治を普段から追いかけてるわけではありませんし、自民党員でもないです。

なぜ今回こんな総裁選の会見を見たかと言うと、あるXのポストが流れてきました。

僕がフォローしているLINEヤフー代表取締役会長の川邊さんが、小泉進次郎さんの演説を絶賛しているではないですか。


じゃあ見てみるかって感じで、軽い気持ちでベッドに寝転がりながら、寝落ちでもしようかなと思ってたら、あら不思議。最後までキッチリ見てしまいました。寝落ちできなかった。


感想としては、政治家の出馬会見としては非の打ち所がないくらいよかったんじゃないかなぁと感じました。

まず、やりたいことが明確だった。

日本の衰退の原因を「社会全体に漂う閉塞感であり、ダイナミズムの不足」として、いろいろな規制改革をやっていくと。
ライドシェア、解雇規制、夫婦別姓の選択制など長年議論され続けて答えがでていないことに「決着」をつけると表明しています。
ほかにも、スタートアップの売却益を非課税にするだとか、政治の金の問題をクリアにするべく政策活動費の廃止、問題議員は説明責任を果たすまで公認しない。年収の壁の廃止。早期解散など。
まさに早くやってよって思うことばっかり。

かなり踏み込んだことをやり切ると、ハッキリ表明しましたように見えました。

それに1年という期限をハッキリ打ち出したことは評価に値するのではないだろうか。できるかどうかは見てみないとわからないが、少なくとも覚悟は見ている人には伝わったはずである。

会見の冒頭30分は一言もよどむことなく、噛むこともなく、すごいスピードで政策とやることを喋り続けました。
これもすごかったのですが、その後の質疑応答もすごかった。

あるフリーランスの自称ジャーナリストが「小泉さんが総理になったら、諸外国の人の前で知的レベルの低さで恥をかくのでは?」という、明らかに挑発的な質問を投げかける場面があった。
いままでの政治家ならキレたり、無視したり、少なくとも不機嫌に返答するところを、自分の至らないところを認めつつキレイに相手を丸め込んでしまった。あの返しはそうそうできないと思います。

逆に質問したほうの知的レベルの低さを露呈してしまったわけだが、結果、その舐めくさった質問のおかげで小泉さんの好感度が爆上がりするということになりました。

他の答えにくそうな質問も言葉を濁すことなく、誠実に答えてるように見えた。少なくともその原稿を用意した周りのブレーンもすごいし、それを自分の言葉で発信できる進次郎さんのうまさを今回は垣間見ることができました。

親父さんゆずりで会見には強い人なのかもしれません。
いままで小泉構文とかバカにされていた小泉さんはどこへ行ってしまったのか。あれは実はバカのふりした仮の姿だったのか・・・?


今回の自民党総裁選は若返りというか、世代交代感があります。
他の立候補もそこそこ若いし、特に小泉さんは圧倒的に若い。

小泉進次郎さん、43歳。
石破茂さん、67歳。
高市早苗さん、63歳。
河野太郎さん、61歳。
小林鷹之さん、49歳。
茂木敏充さん、68歳。
林芳正さん、63歳

これだけ見ると、進次郎さんでは経験不足か?とか一瞬思ってしまいますが、世界には若いリーダーはたくさんいます。

アイスランド元首相のカトリーンさんは当時45歳。しかも女性。
ラトビアの首相のエヴィカさんは48歳。これも女性。
セルビアの首相のアナ・ブルナビッチさん当時41歳。女性。
コソボ共和国の大統領アティフェテさん当時36歳。女性。
などなど。

まだまだ50代以下って、なんか調べたらいっぱいいますね。
しかも女性も多い。

カナダのトルドー首相なんかも若い。
当時43歳でカナダの第29代総理大臣に選ばれたので、このまま小泉進次郎さんが総理大臣になれば、同じ年齢での当選となる。
トルドーさんはお父さんも首相だったということで、2世政治家という境遇も同じです。
最近はトルドーさんの人気がかなり落ちていますが、それでも若いリーダーはいいなぁと思います。

もちろん、年齢が若ければいいってもんじゃないのは分かっているんですが、それでも若い人にどんどん権限やリーダーのバトンを渡していかないといけないと思うんですよね。特に今の日本は。
そういう意味でも若いリーダーに期待したい。

だって、自民党総裁選のホームページのトップ画見てくださいよ。
どこのアウトレイジだよ。ジジイばっかりだし。
よくもこんな悪人したてにしたなぁと。これでいいのか自民党よ。

怖っ

ということで

今まで自民党総裁選の出馬会見なんて見たことなかったですが、今回の小泉さんの会見は非常によかった。
若い世代の希望を見せてくれた気がします。
それから自分の中の小泉さんの評価も改めさせられました。

もしかしたら、結構日本もいいように動くんではないだろうかと思った次第であります。

こうなったら、他の候補者の表明もみようかなと思うんですが、とりあえず、今日から小泉さんを「推し」でいくことにします。

ではでは。

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