海外で就職するにも日本人の繋がりは大事
ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作ってます。
今日は、海外就職を成功した人の話を聞いて、やっぱり日本人同士のコミュニティや繋がりが大事だなぁと考えた話です。
2人の就職祝い
昨日はえらく遅くまで飲んでいたような気がします。
というのも、知り合いが現地の会社にITエンジニアとして就職が決まり、働き始めた就職祝いでした。
しかも2人も。
カナダ人でもしんどい今のマーケット状況で就職できるなんて素晴らしい。
おめでとうございます。
知り合いのそういう頑張ったニュースを聞くと本当に嬉しく思います。
今回、就職が決まった2人は普通に求人応募からの申し込みで最後までたどり着けたみたいです。
これは本当にスゴイことです。
補足しておくと、ここ最近はITのジョブマーケットが冷え込んでいることもあって、ある企業がポジションを開けると数時間で2,300件の応募が殺到するという状況をよく耳にします。
そうなるとどうなるかというと、履歴書を普通に送っても一切読まれることもなくそのままゴミ箱行き、あるいはATSというフィルタリングにより多くマッチした人のみの履歴書が読まれるかもしれないっていう感じになります。なのでそもそも面接までたどり着けない。
こうなると企業側もなかなかちゃんと選考できなくなるので、より働いている人の紹介、いわゆるリファラルが強くなってきています。有象無象の履歴書から探すより、実際に働いている人が言うなら一度面接してみようかみたいになります。
なので知り合いや紹介してくれる人がいないと面接までもいけないのが現状。
というのが最近の北米の傾向になっているような感じです。少なくとも僕の観測できるカナダではそう見えます。
話を戻すと、そんなジョブマーケットにも関わらずリファラルもなしにそのまま応募して採用されるなんてマジすげーなって言う話です。
スゴさがちょっとでも伝わったでしょうか。
海外で生活するための日本人の繋がり
2人になにが上手く言ったのかを聞いてみたんですが、シンプルに努力したんだなぁというのが伝わってきました。
例えば、まだカナダに来て日が浅いのに現地のITのミートアップでいきなりスピーカーとして英語で登壇して注目してもらったり、企業への応募を送り続けたり。応募した企業は100社までは表にまとめていたけど、それを超えてからはメモするのを諦めたと言っていました。どれだけ応募したのか。
そしてさらに聞いていると、努力以外の部分も見えてきました。
それは「情報力」
間違いなく本人たちの努力が成功の大部分を占めたと思うんですが、それ以外にも「情報力」ってのも大きかったのかなぁ思いました。
1人はこちらに来て、実際に働いているある日本人の人と出会えたそうです。
そして、その人からたくさん情報をもらったそうです。
それがあったから履歴書の書き方も変わったし、企業へのアプローチの方向性も変わったと。
もう1人の人も現地で働いている日本人と友達になったり、話を聞いてもらう機会を作ってもらったりしていました。
直接リファラルがあったわけではないですが、この繋がりがあったからこそ、知らなかったことを知るキッカケになったのは間違いないです。
この「情報力」があるのとないのとでは結果に大きく影響します。
生きた情報大事、当たり前ですね。
情報は大事。
そのためには人との繋がりが大事。
そして日本人同士ならでは情報もありますよ。
という話がしたかったです。
*
たまに海外で生活するうえで「日本人とは関わらない」ポリシーの人が一定数います。
日本が嫌で飛び出した人もいるので、そういう人たちはあえて日本人と関わりたくないって思うのは理解できます。
例えば、海外へ来る目的が「英語を習得したい」ならそれも必要だと思いますし、ましてやワーホリで1年間とかの期限付きならアリかもしれません。
でも目的が「海外で生活したい」「就職したい」ってなるなら、僕はやっぱり日本人の繋がりは大事にした方がいいと思います。
言語の壁を気にすることなく意思疎通ができるということは大きな利点です。そして日本人同士ならではの情報力がそこにはあるからです。
そこで繋がりがあるということは、日本人としての情報共有ができ相談できるってことです。
「あそこにいい日本食レストランがある」から始まって、就労ビザの話や日本とこちらの仕事や面接の違いなど。銀行、税金、住まい、ヤバい避けた方がいい日系企業の話なんてものまであります。
サバイブしていくのに知っておいて損はないことはたくさんあります。
最初はそれがなにかすらわからないし、この情報格差は生き延びたり、生活しやすさに直結すると思います。
というわけで
ただし、無条件に日本人が良いという訳でもありません。
海外では日本人こそ気をつけましょうっていう以前の記事です。
実際に自分も含めて、わざわざ海外に飛び出してくるような人は、ひとクセもふたクセもある人が多いのは事実です。
それでも協力できるところは協力し合わないと、自分が損をするなぁと思います。苦手なら付かず離れずを維持しつつ、たまに協力しあうでいいでしょう。
僕が困っていたらあなたが助けてくれるし、あなたが困ったら僕が助けるし。そうして生き延びていくしかないような気がします。
ではでは
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