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比較的短期間で首都圏私立歯学部に合格できるご家庭について

早期に合格を決めるご家庭は同じ


家庭教師を長年していると、歯学部に比較的短期間で合格できるご家庭の特色が見えてきます。
今回は、それについてお話しします。

1、本格的な受験勉強開始時期が・・・

志望歯科大に合格されているご家庭においては、東京歯科大学・昭和大学歯学部で遅くとも高2冬休みから、日大歯学部・日本歯科大で遅くとも高3の4月から、その他の私立歯学部については、遅くとも高3夏休みから、当方を受講されています。

家庭教師や予備校等の受験機関は、どうしても相性の問題があり、A君には良かった教育機関がB君にはふさわしくなかった、ということが頻繁に起こります。
合格のための最適解は、生徒さんの属性によって大きく変わるものです。

そのため、受験機関の選定には多くの時間をかけるべきで、一定の方針で進めようと決断するまでは、試行錯誤を続ければなりません。
つまり、受験機関選定期間を含めて考えると、上記のような時期に受験勉強を始めなければ間に合わない可能性が高まるのです。

2、方針を・・・

特に家庭教師受講は、毎週家庭教師が訪問し、塾に比べて費用がかかるので、ご家庭の物理的・心理的・経済的負担は通塾に比べて相当高まります。
その負担に耐え切れず、想定されていたコマ数を減らす等、方針を変える可能性があるのなら、初めから家庭教師という選択はなさらない方が良いです。

なぜなら、家庭教師はプロとして、入試までの期間を逆算して、カリキュラムやシラバスを編成しているからです。
例えば、高い山に登るのに酸素ボンベが10本必要な場合、予算がないから、7本にしてくれ、あるいは、敵が戦車で向かってくるのに、苦しいのでマシンガンだけで何とかしてほしい、と言われても所詮不可能な話です。

これは、予備校についても同様で、途中参加しても効果は上がりません。

3、お母様が・・・

大変恐縮ですが、お母様が肥満体型のご家庭は合格の可能性が低いように感じています。
思うに、受験生は身体は大人ですが、精神的には子供であり、まだまだ管理すべき対象です。
子供を管理するのは、ほとんどのご家庭では母親ですが、ご自分の体重を管理できない方が子供を管理できるはずがなく、たとえ優秀な先生をつけて勉強させたところで、圧倒的に接している時間が長いお母様が上記のような状態では、合格の可能性は低いと(個人的には)思います。

4、お父様が・・・

お父様が喫煙者である場合も、上記3と同様の理由で合格の可能性は低くなります。

お父様が喫煙者である場合より、むしろ「お子さんに対して、高圧的」である場合においては、ほとんど受験に失敗しています。
思うに、高校生にもなると、お子さんは自分で納得がいかないこと以外は実行しません。
中学受験では、暴力や威嚇が功を奏する場合もありますが、高校生にもなると、おこずかいをもらっている手前、口では言うことをきいていますが、「面従腹背」で内容はスルーしています。

受験は、家族が一枚岩になって立ち向かわなければならないほど過酷であることをご確認願います。

5、勉強部屋が・・・

お子さんの部屋に、勉強机がない、壁にはポスター、本棚はマンガだらけ、エアコン等の冷暖房設備がない、場合は、勉強環境が整っているとはいいがたいため、高い確率で不合格になります。

以上、辛口になりましたが、あくまでも個人的な意見ですので、ご容赦ください。