風邪薬服用にうってつけの日
風邪を引いたので風邪薬を飲んだら治った。
……という、ただそれだけの話なのだけれど、人生で初めて市販の風邪薬を有効に活用できた気がする。
というのも、今まで自分は風邪を引いた時に市販の風邪薬を飲んでも何ら回復せず、結局こじらせる、というパターンばかりをアホみたいに繰り返してきていた。
そして今回、風邪の初期段階、というか「……来る!」くらいのタイミング、具体的に言うと普段よりも少し鼻水をかむ回数が増えた、という段階で早めに市販薬(パブロン)を飲んだのだが、これが良かった。朝には2、3日ほど続いていた鼻風邪がすっかり消えており、「早めのパブロンって、そう言うことか!」と起き抜けに何故か大きな納得感に包まれたのだった。
少し前までは「薬に頼り過ぎていると、免疫が落ちて風邪をひきやすくなる」みたいなイメージ(実際にそうなのかもしれないが)が自分の中にあって、少し鼻水が出るな、喉がちょっとイガイガするな、というくらいの時は薬には手を出さず、生姜湯を飲むだとかネギをたくさん食うといったザ・民間療法に頼っていた。しかし、精神薬を常用するようになってからは薬に対するハードルが自分の中で低くなってきたように思う。今までは「体調不良時に飲む薬」と認識していたのが、気持ち的には「体調崩しそうだな、ってくらいで飲んでおく薬」くらいになっている。湿布とか、冷えピタとかに近い感覚かもしれない。
そして多分、その服用のタイミングは合っているんだと思う(正しくは今までの服用のタイミングをミスっていたのかもしれない)。そもそも微熱が出たり、唾を飲み込めなくなるほど喉が痛くなるといった症状が出るまでこじらせてしまったら、素直に病院に行くべきだ。そして市販薬よりももっと着実に効果が出る薬を処方してもらうのが一番良い治療法だろう。
そもそもが、市販薬にそんなに強力な効果を期待するのが間違っていた(と、感覚的には思う)。拗らせた症状に効くほどの効力を持つ薬、普通に売られるにはやや危険性が高いだろう(と、あくまで感覚的には思う)。
CMとかにもイメージは影響されているんだろうな。ベンザブロックのCMとか、明らかに「喉から」「熱から」「鼻から」みたいな感じで症状が出始めた人に対して「それなら〇〇のベンザ!」みたいに言うから、症状が分かりやすく出たタイミングで飲むものなんだな〜という印象がある。
本当は、「やべ、そろそろ風邪引くかも」くらいのタイミングで飲むのが良いのだろう。それこそ、「早めのパブロン」だ。今回の自分のケースは、もう明確に風邪をひきそうなタイミング、周りに咳き込む人が増えて、かつ突然涼しくなった、という分かりやすいケースだったから、それも良かった。
今後は、風邪薬は風邪を引いてから、ではなく、「風邪を引く前(引きそうだなと思った時)に飲むもの」という認識に改めよう。そして、拗らせたらすぐに病院へ行く。30歳を超えてから気づいた遅すぎるライフハック。皆さんもぜひご活用ください(というか、何で今まで誰も教えてくれなかったんだ・・)。
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