ラストオブアスパート2 クリア後のざっくり感想(ネタバレ)大絶賛!!!!!!!!
ゲーム、映画好きのよっしーです。いやぁああああ!!!!このゲーム凄すぎました。
いきなりの結論をいうと、とても素晴らしい体験をさせてくれた自分の中で大切なゲームとなりました!いままでプレーしたなかでも最高峰かもしれません、心を揺さぶられました。(途中のゾンビ、人間との戦闘が楽しめないと地獄のように退屈な体験になるかもしれませんw)
復讐の螺旋から降りようとするもの、囚われるもの。
生きる意味、死ぬ意味。
信じるもの、差別するもの。
親子、性別、人格、大人子供、、、、殺し殺され。
すべてのテーマが複雑にからまるからいい!
(本来なんのお話でもそうだが、焦点の当て方がピンポイントで秀逸)
最終的な結論が「、、、、許す」というところまで行くところが、、うん、、、そうだよねってなるし、簡単に文字でおこすことじゃないすね、、、。
ストーリーはよくありがちなゾンビが世界にはびこり文明が衰退した世界。「ゾンビより怖いのは人間ですよ!」とありふれた内容。
2人の重要なキャラ
エリーとアビーによって紡がれる復讐の螺旋。
エリーはアビーによってジョエル(親代わり)を目の前で拷問され殺害されてしまう。
アビーはジョエルに殺された父親の復讐。(エリー救出時にやむなく殺害)
主な歯車の狂い出し方はこんな感じである。
このゲームではそこに新体験をプラスした。
その新体験こそゲームならではの体験で鳥肌がたった。
長い時間かけて主人公(エリー)を動かし敵対するグループを殺戮していく、、、、3日間の壮絶な死闘、、、、終盤怒涛の展開、、、、おそらくエンディングが近いと思われたそのとき事件はおきた。
ゲーム内の時間が3日前にもどって敵対した組織の人間(アビー)としてプレーが始まるのだ。時間が進むにつれてエリーによって仲間たちが殺されていく。
エリーパート、アビーパートのプレイ時間はほぼ同じくらいのボリューム。感情移入がすごいひとにとってはみたくない殺し合いは見せつけられることになる。また敵キャラはいわゆるモブといわれるものは存在しなく全ての雑魚に名前がついており、殺すと仲間が悲痛に叫びをあげる。
エリーは「死ぬ意味」について囚われ、生きた実感がわかず復讐にしか今を体現できなくなっていた。(病原菌ワクチンの苗床になり死ぬ運命だった)
一方アビーは「生きる意味」をカルト集団との抗争で少年少女に助けられたことにより、復讐の螺旋からおりた。守るべきものを得て「生きる」ことを選んだ。
そんな2人に対して感情移入しまくっているとラストの展開はもう、、、
画面の前で私は「もう、、、ふたりともやめようぜ、、、特にエリー、、、」ってくちばしっていた。
大切な人が奪われたら「自分だったらどうするんだろう」と頭の片隅でずっと渦巻いていた。長時間プレーするゲームだからできるこの目線を変えた時の手法、、、ずるいって。全部を知ってるプレイヤーは「みんな幸せになろうっ!」って思うはず。でも実際は宗教だったり知識の差、置かれてる状況によって人は差別し、敵対する。これは復讐劇でもあるがすごい秀でた道徳のゲームだった。
アビーを殺しかけた瞬間に
エリーの脳裏に生きていた頃のジェエルが一瞬うつる。
それは、、、エリーがアビーを許したきっかけだった。
死ぬ意味を求めて生きる価値を見出せなかったエリーが出した答え。
アビーを許す、それはすなわちジョエルを許すこと。
(ジョエルはエリーに嘘をついていた、前作でのできごと、、省略)
エリーは損得勘定抜きで愛するものを守るジョエルのいびつだけど素直で馬鹿げた人間性を受け入れ、許したのだ。
人間はどんなときも歴史的に正しい判断なんてできない、でも前にいる人を守ることができる。生きる価値はジョエルが作ってくれた。そんなエリーにはもう復讐という薄っぺらいものは必要なくなっていた。
ただただ、、、、ジョエルを殺したやつを許した。
呆然と浜辺でたたずむエリーの姿はなんとも言えない。。。。。
いろいろと賛否評論がありそうな作品だが、
感情移入できる人にとっては
テーマ、ゲーム性ともになんとも心を揺さぶる感動の話であることは間違いない!
デスストもそうだったけど、、、
豊作すぎませんか最近!?
そんな感じでゲームクリア後直後のもやもやをここにぶつけてみました。
ジェンダー系の描写、アジア人、近年のブームを取り入れてるのも好印象。
数年たって発売した時代背景ふくめて語れそうな極上の1本!!!
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