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思い出を彩る「LEBECCA boutique」に感謝の気持ちを込めて。
2021年7月31日。
大好きな服屋さんの物語が幕を閉じる。
「LEBECCA boutique」
赤澤 えるさんが代表を務めるブランドだ。
私はLEBECCA boutiqueが作る、レトロなのに新しいオリジナルワンピースが大好きだ。
デザイン性もさることながら、ワンピース一着一着に名前があるところに惹かれた。最初は服に名前なんて…と思ったけれど、名前があるからこそ、友達と同じように大切にしたくなるのだとわかった。
そんな、素敵なワンピースをたくさん生み出してきたLEBECCA boutiqueは、本日をもって営業終了となってしまう。
日々を彩ってくれたLEBECCA boutiqueに感謝の気持ちを込めて、私が持っている9着のワンピースとの思い出を綴る。
愛が漂うレースワンピース
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「愛が漂うレースワンピース」は、LEBECCA boutiqueで初めて買ったワンピースだ。
モールのような総レースと、青みがかったグレーに一目惚れした。そして愛されたがりの私にとって、愛そのものをまとえるような名前に強く惹かれた。
すごく人気のワンピースだったから、初めて見かけたときにはすでに売り切れていて「もっと早くこのブランドに出会いたかった」と思った記憶がある。再販が決まったときはすごく嬉しかった。
このワンピースを着て、よく友達と出かけた。持ってる9着の中でも一二を争うくらいたくさん着たかもしれない。
総レースってドレッシーすぎない?と思われるかもしれないけど、意外とカジュアルにも着れる優秀なワンピース。買って3年くらい経つけれど、今でも大好きな一着。
拍手の翌日ワンピース
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好きなモチーフの一つに「セーラー」がある。好きすぎて学生時代はセーラー襟の服ばかり着ていた。
けれど、いつしかセーラー襟が子どもっぽすぎるように感じてしまって疎遠になっていたところに出会ったのが、この「拍手の翌日ワンピース」だった。
セーラーモチーフだけど、開襟でワントーンだったから大人でも着られるかもと、リベンジのつもりで購入した。
届いたときは、やっぱりセーラーが好きなんだと心がときめいた。でも着るのはちょっとだけ恥ずかしくて、じつは1度しか着られていなかったりする。
それも、超特急のコラボプリを撮りに行くためだけの外出で、ほとんど人目に触れていない。
今後も着ることはないかもしれないけど、自分の好きなものを忘れないために手元に置いておきたいワンピースだ。
透けた想いとレースワンピース
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「透けた想いとレースワンピース」は佐藤 ノアちゃんとのコラボワンピースである。佐藤 ノアちゃんが推しというわけではないのだが、着用写真が憧れの女の子像すぎて購入を決意した。
総レースの服って実態は裏地みたいなところがあるので、見た目に反して暑いけれど、着るだけで可愛いが手に入るところが大好きだ。
こちらは超特急のライブがあったときに着て行った。これまでライブは動きやすさ重視だったけれど、可愛い鎧をまとって推しに会いに行くのもよいと思えるきっかけとなった一着。またこのワンピースを着て推しに会いに行ける日が来たらいいなあ。
アンコールもらうワンピース
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9着の中で一番デザインが好きなワンピース。
アンティークゴシックな雰囲気が本当にツボで、これを着る日はメイクを思いっきりドーリーにして、フランス人形のようなイメージ(あくまでイメージ)に仕上げるのが私の中の定番だ。
このワンピースは服の好みが似ている友人Sとお揃いなのだが、とくにお揃いにしようと約束したわけではない。たまたま発売日に泊まりに来ていた友人Sと話していたところ、その子も買うというので横並びに座って、売り切れちゃわないかな?とドキドキしながら販売開始時間ぴったりに同時にポチった記憶がある。
「アンコールもらうワンピース」を着て出かけた思い出は、『ルパンレンジャーvsパトレンジャー』にハマっていたときに、東京ドームシティで開催されるヒーローショーを観に行ったこと。(舞台の内容はともかく)ちょっとおめかしして観劇するのが密かな夢だったので、叶えられて嬉しかった。
朝方の化粧ワンピース
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太めのカフスとダブルボタンがレトロで可愛いワンピース。これも友人Sと偶然のお揃いである。
色を散々悩んで珍しく赤色を買ったのだけど、この薄い赤色に合わせる小物が難しくて、グレーにすればよかったと後悔している。
だけど、赤色を買ってよかったこともあった。このワンピースを購入したころに推しはじめた、祭nine. 寺坂 頼我くんのメンバーカラーがちょうど赤色で、リリースイベントに着ていく服に困らなかったことだ。
その日はツーショット撮影ができるイベントの日で、推し色を着て推しと写真を撮れることが、こんなにも尊いのかと新たな喜びを知った。
目を合わせるべきワンピース
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水色にボルドーのラインとくるみボタンが本当に可愛くて大好きで、夏が来るとヘビロテしてしまう。
着るときは、ヘアアクセと靴下をラインのボルドーカラーと統一するのが自分の中でお決まりなのだけれど、それを友達に褒めてもらえてたのが「目を合わせるべきワンピース」との思い出だ。
そして、エピソードがもう一つある。友人Tが色違いのピンクを持っていて、双子コーデをして遊んだときに「キキララみたいだね。いつか双子コーデでサンリオピューロランド行きたいね」と話した。まだ実現していないのだけど、絶対に行きたいな。
出会いを届けるワンピース
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大小2つの襟と、生地と同色に染め上げられたコットンレースに一目惚れして購入したワンピース。
これはQuizKnockの須貝 駿貴さんの講演会に行ったときに着ていった。理由はアカデミックガウンみがあるから。自分の発想の安直さに呆れてしまうけれど、連想ゲーム感覚で、その日のなりたい自分になるのは案外嫌いじゃなかったりする。
「出会いを届けるワンピース」はLEBECCA boutiqueのワンピースにしては珍しくポケットがついているので、涼しい季節になったら、スマホとお財布だけポッケに入れてお散歩とかもアリかもしれない。
キネマを味わうワンピース
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おかもとえみさんとのコラボワンピース。ハイネックなデザインと隠しボタン。そして何よりも、ふわふわボブでワンピースを着こなしていた、おかもとえみさんの着用画像に惹かれて購入した。
黄色は派手すぎるかなと思ったけれど、チェックとリボンの色がネイビーかつ、ネル素材なので結構カジュアルに着られてお気に入りだ。
こちらも友人Tが色違いを持っていて、よく双子コーデになるのだが『PRODUCE 101 JAPAN』の話で盛り上がっていた記憶しかない。そんな風に日常に溶け込むのが「キネマを味わうワンピース」のよさだと思っている。
昨夜の反動ワンピース
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洋食屋さんの制服のようなギンガムチェックが可愛い一着。黒もグレーも赤も素敵で、いっぱい悩んで購入したけれど、コロナ禍になってしまってまだ一回しか着られていないのが悲しい。
春が似合う爽やかなワンピース。来年の春はたくさん着て出かけられるような情勢でありますように。
おわりに
私がLEBECCA boutiqueと出会って、3年。
友達と遊んだ日、推しに会った日。大切な思い出にはLEBECCA boutiqueがいる。
たくさんの素敵なワンピースを届けてくれて、ありがとう。
更新履歴
2023/5/7 : 非公開から公開設定に戻しました。一部加筆修正もおこなっています。