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追憶

夢というのは忘れてしまうもので、思い出そうにも思い出せません。10年以上前に見た夢の事なんて猶更。全く覚えていないんです。これは僕だけではなくて、多くの人に当てはまると思います。ざっくりと「こんな雰囲気の夢を見て、自分はこう思った」というその情景や心情すらも忘れてしまいます。「勿体ないなあ」とは思うんですが、夢日記なんてほとんど書いたことがないので、「忘れてしまったものは仕方がない」と半ば諦めています。

夢を忘れるのは百歩譲っていいとして、思い出を忘れる事は結構悲しいものです。3,4歳頃にトーマスランドに行った事があって、そこでの体験はなんとなく覚えています。しかし、10年前はもっと克明に覚えていた気がします。幼年期の思い出は、年を取るにつれて、どんどん忘れ始めているような気がします。常に過去を振り返っていても仕方がないことはわかっていますが、人生の節目や未来に希望が持てない時に、過去を振り返ってみて、「これまでの人生を客観的に見つめなおしてみる」というのは、思い出を忘れないためにもそうですし、当時の考え方と現在の考え方を比較できるという意味でもしたほうがいいのかもわかりません。

日記を書こうと思った理由の一つに、「忘れても思い出せるから」というのがあります。記憶力が悪い事は自覚しているので、書いているときに記憶を辿るという意味でも、多少意味はあるんじゃないかなと思っています。ただ、「思い出せる」と言っても、じゃあ「思い出してなんになるんだ!」と言われたら、ぶっちゃけわかりません。

日常的にスマホなり、noteではなく、ノートにメモするようにしているので、重要なことを忘れるということはなくなりつつあると思います。もしかしたら、「重要ではないこと」をnoteに書いているのかもしれません。そこそこ長文で、しかも最低10分以上はこの文章を書くことに費やしているので、「これ意味あるのか?」と正直思っています。

メモは基本的に共有しませんが、noteはこうして公開して共有するものなので、全く意味がないかと言ったら、そんなことはないので、これからもなんとか捻り出して書いていこうと思いました。

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