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アーロン・チューライのソロ


日曜日。
テナーの吉本さんが発熱のため、急遽アーロンチューライソロピアノになりました、が、これはアーロンのピアノが好きな自分にはある意味チャンス。(吉本さんの演奏はまた是非遠藤ふみさんとご一緒の時に聴かせていただきたく)

アーロンは昨年一月から故郷のオーストラリアで新しい音楽をつくる芸術監督の仕事をしています。

https://20220501kanysbaropen.seesaa.net/article/494881203.html?1733750303

これは、アーロンが日本を離れる直前のライブ。

Pit inn に来日したオーケストラもその一端だったと思いますが、自分の都合、行くことができなかった。でも、今日アーロンのスタンダードが聴けるのはとても楽しみでした。
一曲目、Solarから不思議な模様のような音楽。タッチが均一で、きらきらと粒が光るけど、使っている音が独特でくすんだ色彩。ずーっと前に初めてアーロンのピアノを聴いた時に驚いたのですが、今もその不思議な感じは一緒。
2曲目もハッとするようなI thought about you、そして浮遊するイントロからの不思議なコードのBody and soul 。この色合い、アーロンでしか出せない。。


ここで一番前の席で聞いていた吉本さんのお弟子さんの小学生ミサトさんがクラリネットでシットイン。
Good baitとChelsea bridge を演奏しました。ははあ、有名なみーちゃんですね、大人も舌を巻く上手さ。でもアーロンは普通のジャズのコードを弾いていたなあ、普通のジャズ。ちょっと残念だった、でも吉本さんのことを考えたのかもしれない。優しいな。

アーロンを初めて聴いたのは10年前。その時と、印象は変わらない。

セカンドはAu private,Tennessee Waltz,All the things you are.
最後は、これもくすんだ色調の讃美歌。

アンコールはまた小学生がアーロンに呼ばれてミステリオーソを。ご両親もずっと動画撮って楽しそうでした…。
アーロン、まだ日本にしばらくいるそうだけど、もう一度くらい演奏聞けないものでしょうか。できれば、アーロンと今まで一緒にやってきた日本のミュージシャンとの共演を。

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