取るに足らない
というわけで、
今年に入ってから、歌詞を書いてから曲をつくる、ということにチャレンジしています。
まだ試作段階ですが、これはその3曲目。ピアノでスケッチを録音しました。
「取るに足らない」というフレーズがうかんだので、詩を書いて、そして曲をつけたもの。
曲ができたら歌ってくださるというボーカルの彼女の声をイメージしたら、不思議なことにメロディが思い浮かぶのです。
詩に曲をつける、という作業は、インストの楽曲をつくるのとは違う道をとおるのだな、と、やりながら気付きました。言葉のイントネーションや、言葉の持つ色合いでフレーズが変わる。今回はこの「とるに足らない」という言葉の、いかにもつまらない感じ、虚しい感じを出すのに音の変化やリズムを抑えてみました。
しかし、いかにも「取るに足らない」曲だな。
この間、同じ教室の、自分よりずっと若いお弟子さんが、名曲を書いてきたと先生が言っていました。リーダーライブでも自作をどんどん演奏しているこのお弟子さんのように自分ができる訳はない。
いかに自分が取るに足らないか、が身にしみました。
「取るに足らない」自分の音楽。そんな気持ちでつくった曲なのです。