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The DUO ND Story レコ発ライブ
金曜日、というわけで、久々のPit Inn.
念願のThe Duo、レコ発ライブに行くことができました。
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ニューアルバム「ND Story」は昨年11月に発売され、あちこちライブハウスにスケジュールが入っているのはわかっていたのですが、最近ライブに行く数を減らしている自分、このスケジュールを待っておりましたよ!
しかしやはり仕事がのびのびで、やっと2曲目の演奏中に到着。予約していたチケット、何番だったんだろう。でも、後ろの方は空席があったので、お二人が見えるところに座れました。
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演奏はThe Sun、歌の島、とアルバムの曲を順に。
ウエンズデイ・ウェリングは芳垣さん澤田さんのバンドのライブが8月15日にあり、それにまつわる曲を書いたのだそうです。1945年終戦の日のは水曜日だったのですって。
大介さんがスペイン大使館での仕事を依頼され、その時見かけたパエリアを焼くシェフがショーン・ペンに似ているというので題名にしてしまった「ショーン」、
そして鬼怒さん書きおろしの「絵画」という曲。イントロに入る高音の少し歪みをつけたギターの弦の音にハッとさせられます。
さてここで、題名を言わず大介さんが荘村清志さんのためにアレンジしたというカバー曲を。なんとロッキーのテーマ。鬼怒さんは30歳過ぎてからこの映画のパート3とか4を見てなんじゃこれ、と思ったとか。鬼怒さん、まさに自分と同年代。親近感湧くなあ。
このセット最後は、ボンテージ・フルーツのために書かれたハッピー・バスタード。おお、プログレッシブ、どんどん乗ってきた感じだ。
ピット・インの音響は演奏が始まってからも細かく調整されている気がします。お二人のギター、マイクで音を拾っていたのですがよりクリアにだんだんに美しくなっていたと思うのです。
セカンドは配信もあるということで、このDuoの結成のきっかけなどが紹介されました。はじめはとあるプロデューサーの紹介で、お互いに音楽的にAway、会場のお客さんもAwayな状態でスタートしたのが、17年目ですって。そして8年ぶり、オールオリジナルのアルバムが発売となったのです。
自分が初めてThe Duoを聴いたのは12年前だったのね。
セカンドもやはりアルバムからの選曲。太陽を呼ぶ声、アブリル、ふた通りの秋、ニーナ。
大介さんが「一粒百万倍日」という言葉から、連想した希望の一粒を描いたメイ・ユー・スーン・ビー・フリーという曲。
鬼怒さんが名前を募集したら、あるお客さんが紙切れに書いてくれたという「ブレスト」、(そのお客さんは誰かわからない、という)、ラストはメラネシアン・サンズ。
アンコールは、大介さんが持つテナーウクレレの制作者、セニーザ夫妻のケイトへ送る「ケイトへの手紙」。ケイトさんはもう亡くなってしまい、セニーザというブランドも今はもうない、ということ、どこか切なく優しい音のウクレレのアルペジオに鬼怒さんの透明なギターのメロディーが乗って美しい、、
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さてさて、というわけでCDももちろん購入させていただきましたとも。