【クソ長文】EXITの萎えぽよツアーに命懸けで参加してきた話
どうも、EXITに浄化されしアラサーです。
私ごとですが先日29歳になりました。
ついに20代ラストイヤーですどうでもいいですかそうですか。
早速本題に入ります。
マジ、萎えぽよ、良すぎました。
いやまぁ何が良かったのかって事については、私がいかにして萎えぽよツアーに参加することにあいなったのか、その経緯も含めて長々と書いていきますんで死ぬほど暇な人だけ読んでください。めちゃくちゃ長くなります。
さて。
私のnoteをわざわざ読んでいるようなEXITガチ勢で知らない人はいないと思いますが、まず私が今回参加した公演は
全国の
萎えぽよエリア(過疎地)
を
ぶちアゲる(活性化する)
というのが主な目的の全国ツアーで、EXITが地方自治体とタッグを組んで単独公演を運営するという斬新な企画だ。EXITに来て欲しい萎えぽよエリア在住のファンが自治体に企画を持ち込み、会場、ボランティアスタッフなどの諸々を手配できる自治体が「EXIT呼んでもOK!」となれば応募できる仕組みだ。多分。正直あんまよくわかってない。
で、だ。
私が参加したのは記念すべき萎えぽよツアー1公演目
北海道 大樹町 昼・夜公演両方
である。二公演も行けてよかったねオバチャン
ていうか、皆さん大樹町ってどこにあるか知ってます?
私は一応人生の3分の2くらいは北海道で生きてるんですが、札幌生まれ札幌育ち悪そうな奴はだいたい友達なので、ついこの間まで旭川を『札幌と釧路を直線上で結んだ真ん中ら辺』だと思っていたくらい北海道の地理を理解しておらず、大樹町もどこだか全くわかっていなかったのですが、公演を申し込むに当たって場所を調べてびっくりしました。
遠。
距離にして片道約250km。私のドライビングテクニックでの日帰りはまず不可能である。
北海道だけ同一県内(道だが)で2箇所公演があるのも納得である。
萎えぽよエリアの宝庫。未開の地北海道。(チタタプチタタプ…)
いやはやしかし、札幌から大樹町まで高速使って止まらずスムーズに進んで3時間。高速代をケチった場合4時間半。しかも山を3つくらい超える上に帯広の手前に日勝峠という運転慣れしている道民ですら嫌がる難所もある。
私は絶望した。何を隠そう私はスペシャルペーパードライバー。もともと運転は好きだったものの、7〜8年前、小樽に海鮮丼を食べに行く道すがら、派手にぶつけて借りてた車を廃車にして以降、トラウマでほとんど運転していない。海鮮丼も食べれていない。
万が一チケットが当たったとして、私に行けるのか……??
私は思った。(なんとかして比布町の方で当たらないだろうか…)と。
ちなみに比布町はここだ。
旭川のすぐ上。
比布町の何がいいってまず山を越えないし、旭川なら何度か行ったことがあるからなんとなく道の雰囲気もわかる。基本平坦な道をずーーーーっとまっすぐ進むだけだ。チョロい。チョロすぎるぞ比布町。これなら日帰りもできるし高速を使うまでもない。日帰りなら費用も安く済む。よーし私は比布町公演を当てるぞぉ!大樹町も一応申し込むけど遠いからどうせ外れるだろうし、私は比布町に行くぞぉ!そうとなれば善は急げだ!いざ当たった時にいきなり運転するのは怖いからまずは下見に行こう!そう決めた翌日には実家の車を強奪し比布町に向かっていた。特に下見と運転の練習以外の目的がないので車からほぼ降りることなく会場の場所と雰囲気だけ確認してタッチアンドゴーで札幌へ戻ってきた。チケットも申し込んだしすでに下見も済んだ。準備は万端だ。外れた。
ど゛う゛し゛て゛だ゛よ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!!!!!!!
そしてダメ元で賭けてた大樹町の方が当たったのだ。しかも昼・夜の2公演どっちも。
人生思い通りに進むことの方が少ないものですよね。絶望していても仕方ない。2公演も当たっただけラッキーガールじゃないか。大樹町で当たったからには大樹町まで安全にたどり着くための準備をしなくては。それからというものほぼ毎日、暇さえあればYouTubeのペーパードライバー向け教習動画で「バック駐車の仕方」「ライトやワイパーの操作方法」「高速道路の走り方」「ガソリンの入れ方」などなど基本を改めて復習しました。
ええ、そのレベルです。
しつこいようですが私はウルトラスペシャルエクストリームペーパードライバー。一人で運転して道東に行くなんて命懸けです。いつ死んでもおかしくない。煽られて自滅か、霧や雨で滑って自滅か、鹿と衝突するか、はたまたクマと衝突するか。死因などいくらでも思い浮かんだ。それでも片道250kmのデスドライブを諦めなかったのは
『そこに推しがいるから』
ただそれだけだ。登山家とオタクはもうほとんど同義。
私は限界まで兼近に飢えていた。帰り道なら死んでもいいから絶対萎えぽよ行きたかった。5月くらいに行く予定だったルミネも中止になり、生きる希望を失いかけていたからだ。渇望、そして絶望。もう無理限界。お願い兼近、私の目の前でどんころ歌って。キモい息継ぎして。
それが生で見れるなら
もう
終わってもいい。
だから、ありったけ(の運転教習動画)
をーー……
………………
ここまでずっとなんの話をしていたのかと言うと、私がいかに当ツアーを楽しみに、いらん努力をしたのかってことを伝えたかっただけなんですけどいらないよね知ってる途中から気づいてた。でも今回はこの困難があったからこそ、より一層感慨深い思い出になったと思うんですよ。
話を戻します。
そうしてありったけを解放したゴンさんはなんとか大樹町に辿りつき、ライブ会場近くの牧場(#ライブ会場近くの牧場とは)の小屋(#小屋とは)でビフトロ丼を食べたりしながら会場を探した。それはもう探した。カーナビは「目的地周辺です」と言ったきり一方的に案内を終了している。あんまりだ。彼女は目的地についていると言うがそれらしき建物や人だかりは見当たらない。
一体なぜ……
EXITの単独公演ともなれば、本来なら会場周辺にたくさんのファンが集まるはずだ。たとえ場所が正確にわかっていなくてもなんとなくの気配で会場を見つけられるだろうと思っていたのだが、今回についてはその気配が一切無い。
イベントの気配がしなさすぎて、ライブ会場である『生涯学習センター』にたどり着くまで会場周辺を何度も周回した。何度回っても近くの小学校に辿り着いてしまって泣いた。何の因果か必ず同じ小学校に戻ってきてしまうので、なんかラノベ主人公みたいだなとかどうでもいいことを考えたりもした。
4周目でなんとか会場に着くと、まず人の少なさと客層に衝撃を受ける。
一概に萎えぽよエリアとは言えども、その地域によって客層や雰囲気は違うと思う。大樹町の公演はなんというか、ハチャメチャにアットホームだった。
会場内には沢山のキッズとそのパパやママ。わけも分からず連れてこられた感が滲み出ているジッジやバッバもいて、会場内の地元民同士は知り合いだらけ、開演前の場内には地元民達の「あっ、〇〇さーん!」「あら!こんにちは〜!」などのご挨拶が飛び交っている。
町内会の祭り感がハンパない。
その雰囲気がすごく新鮮というか、私のようなキモヲタは、普段関わることのないほっこりファミリー層とEXITが楽しげにコミュニケーションを取っている様子を見ているだけで、なんだか心が洗われた。
歌いながら登場するアイドルEXITにポカーンとする大樹町キッズ達、開演からずーっと泣いていたせいで兼近にいじられてしまう赤ちゃん、子供が多いからかいつもよりオーバーアクションなEXIT、、、
もう、今思い返すだけで私は胸がいっぱいです。(昨日ちょっと飲みすぎました。)
ところで私は今回が二度目の生EXIT、初の単独公演だったのですが、まーーーーそれはもーーーー楽しかったですし何よりも今回の兼近くんはちゃんと人間でした。
と、言うのも前回去年の11月にルミネで初めて兼近を見た時、私は兼近の眩しさ、可愛さ、かっこよさ、脚の細さ、顔の小ささ、可愛さ(大事なことなので)で脳がショートし、推しである兼近大樹の存在を「ホログラム」と認識していました。(※以下参考資料)
でも今回の兼近は確かに人間だった。
なんだかしらんが醸し出す雰囲気が圧倒的に人間だったのだ。
さっきも言ったように会場自体がめちゃくちゃアットホームで、赤ちゃんの泣き声やキッズの笑い声が終始響いている町内会のお祭りモードなので、あまり構えずに見れたおかげかもしれない。EXITのネタを知らないジッジやバッバ、ひいてはキッズまで全員が楽しめるように、意識的に分かりやすく強調されているのであろう動きや表情はキッズ達の笑いを誘い、ついでにアラサーの緊張もほぐしてくれたのだ。ありがとう大樹町キッズ達。君たちのお陰でオバチャンはかねちーをちゃんと直視することが出来たよ。
うちわの「ピースして」「指さして」に何度も応えてて、「指さしたよ、書いてたから…」とかポソッと言ってる兼近見た瞬間なんてもう私は気を抜いたら死ぬとこだったし心のカメラでシャッター切りまくった。うちわ持ってきてくれた人ありがとう。おこぼれ頂戴致しました。
最初こそ兼近のあまりの眩しさに耐えかねてUVカット色つきメガネを装着し直射兼近をカット(?)しながら見ていましたが、単独公演なのでEXITがずっと舞台に立っているおかげか途中で眩しさにも距離感にも慣れてきて、なんとか肉眼で直視することもできました。はたから見たら完全に不審者だったと思います。
ゴメンほんと眩しくて、推しが。
そしてやっぱりお客さんの前で漫才をしているEXITはカッケーなと改めて思ったし、何より「このツアー最高だな」と思えたのは
EXITは広く色んな人達に愛されてるんだなぁということを肌で感じたからだと思う。
キッズもジッジもバッバも皆楽しそうに笑っていて、ボランティアのスタッフも、EXITの二人もなんかみんな楽しそうで、あ〜〜〜〜〜〜EXITってやっぱイイなぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!????としみじみ思った。心が荒みきっているアラサーにとって最高のリフレッシュタイムでした。慣れない運転による疲労と睡眠不足で顔は1日で10歳老けましたが入場時に貰ったTIRTIRのシートマスクが4枚あるんでそれでなんとかしたいと思います。
私の萎えぽよツアーはこれでおしまいですが、超超超超大満足です。しばらくはこの余韻で元気に生きられる。きっとこのツアーが終わっても、またなにか楽しいことを絶対に企画してくれるであろうEXITの今後がめちゃくちゃ楽しみになる最高のツアーでした。誘致してくれた自治体の方と萎えぽよエリアのファンの方には感謝の気持ちでいっぱいです。もう道東に足向けて寝れない。
ここまで読んでくれた暇人の方々、大変お疲れ様でございました。まとまりのない感情の後処理に付き合ってくれてありがとうございます。
では今回はこれにて。
EXITと大樹町に幸あれ〜〜〜〜〜〜!
🦀
ちなみに私は2本目の新ネタ好きでした。