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【看護師のやりがい】綺麗事はいりません


こんにちは、看護師ねこです!

本日は、看護師の「やりがい」についてです。


結論から言います。

「綺麗な"やりがい”なんてなくていい、看護師の仕事は"お金のため"と割り切っていい」ということです。




はじめに

毎日仕事に行って、業務に追われながら、必死に頑張っている看護師さんたち。

やりがいって何だろう?とじっくり考える暇もないですよね。

そんな中でいつしか、

人の命を扱う仕事なのに、特にやりがいもなく日々過ごしていることに罪悪感みたいなものを感じたりしていませんか?

ときどき、急に「師長面談」とか「やりがい実態調査アンケート」とかでなんとか絞り出すけれど、なんか上辺だけというか、そこまで思ってないことを適当に言ってしまったり。

こんな気持ちで看護師やってて大丈夫なのか?

と、私も何度も思ったことがあります。



働く看護師の皆さんのやりがいについて

インターネットで「看護師 やりがい」と検索してみると、

・患者さんにありがとうって言われたとき

・患者さんが元気になって退院したとき

・スキルが身についたと感じるとき


まあ、ありがちな内容って感じです。

転職サイトとかによく載ってますよね(笑)



看護師のやりがいと実際のところ

でも実際どうでしょう?

患者さんや家族からの言葉、そりゃあ嬉しいこともありますけど、毎日感謝されるわけでもないし、むしろ横柄な態度を取られたり、せん妄の患者さんに罵倒されたり、どつかれたり、つらいことのほうが多くないですか?(笑)

そんな中での「ありがとう」が染みるのも事実ではありますが、はっきり言って綺麗事ですよね。。


看護師の仕事は、そんな綺麗な理想だけではやっていけません!!


看護師にとっての「やりがい」って、なんかすごく壮大な道徳的な綺麗なことが求められている気がするんですよね。。。


ほとんどの人が、認定や専門を目指すわけでもなく、ただ毎日病棟に行って受け持ちしてるだけで精一杯。

委員会や、意味あるんか分からん仕事もさせられ、やりがいなんて考えてる余裕ない!

って思ってるとおもいます。

いろんな看護体験があって、その中で「この分野を極めたい!!」と認定や専門を取りに行って、スペシャリストになって活躍する人もいます。

そういう先輩方のおかげで、私たちの看護レベルが上がっていくのは事実です。


でも、そうじゃない人たちが気に病むことは、一切ありません。



私が働く"現実的な理由"

そもそも、自分は何のために仕事をしているのかを考えてみましょう。


小さい頃から看護師に憧れていた人は、もちろん「やりがい」を重視するかもしれません。
理想と現実とのギャップに悩んでいる人がいれば、働き方を変えてみると良いと思います。


(↓良かったらこちらの記事も参考にしてみてください☆↓)


特に憧れがあったわけでもなく、なんとなく看護師になった人。

実は、私は100%これです。

医療になんとなく興味はあったけど、医者や薬剤師になるほどの賢さは持ち合わせていなかったので、たどり着いたところが、看護師という職業でした。

人と接することも特に苦ではなかったし、何より、国家資格というのに惹かれました。

私と同じような感じの人も、結構多いんじゃないでしょうか?


もちろん、看護師になった以上は、人の命に関わるの仕事なので適当にはできません。

職業倫理というものはしっかりともっておく必要があると思っています。



私にとって、看護師の仕事はお金を稼ぐための手段であり、そしてお金は人生をより豊かにするための手段だと思っています。

特に就職先に困ることなくお金を稼ぐことができるのも「看護師になった甲斐」があったと言っていいと思うし、

何より、看護師の仕事を通して、人生の先輩方の生き方や終わり方を看ることができるというのが、一番の「やりがい」なんじゃないかなと思います。

別に自分が何にやりがいをもっているかについて大々的に発表する場面もないし、細かいことは気にしないでいいです!!

ただ、転職面接の際は、どうにか絞り出す必要があるのでそこは頑張ってください(笑)

今やっている仕事にある程度責任を持ち、合わないと思ったら資格を武器に転職し、何かひとつでも自分の人生にプラスになる要素があれば十分です。

それが、人との関わりでも、給料でも、休みでも何でもOK。


さいごに

この記事を書いたのは、

「やりがいがないけど働いてていいのかな」

「中途半端な気持ちで患者の命に関わる仕事をしていていいのかな」

というような看護師の悩みを聞くことがあったからです。

その悩みもわかります。私も同じ悩みを持っていました。

でも、今ではわかります。今も看護師として働くことができているのは、お金をもらっているから。

もちろん責任は伴いますが、それを含めて、

生活していくための、「仕事」としてお給料をもらっているのです。

「患者さんのためなら何でもします!」みたいな、すごい大義をもってやっているわけではありません。

”奉仕の精神” ”自己犠牲” は必要ないです!!

「やりがい」という言葉にとらわれず、ある程度割り切ってしまうことも必要です。

「やりがいを持てない」と息苦しさを感じる看護師さんが少しでも減ったら嬉しいです。

本日は以上です!

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