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私の看護師人生で体験したエピソードその③ 壁

こんにちは。
看護師かんのんです。

エピソードその③は
私の看護師人生で
ぶつかった壁について
書きたいと思います。

看護師になって2年目
一通りのことが少し出来つつある頃
20代の女性、癌を患う方の
手術前の指導を任されました。
もちろん指導者の監督下です。

手術で人工肛門を造らなければならない
かもしれない。
どこの場所が望ましいか
できたらどうなるか

あまりにも大きな変容を
受け入れられるような援助

私は教科書どおりに
言われた通りに
伝えるしかなく
それを聞いた年配看護師さんが
「若い子にそんなこと言われたって
受け入れられるわけないが」と
言っていました。

全くその通りで
その時の私は
色々な本を読んでも
心が患者さんに近づくことは
難しく、寄り添えず苦しかったです。
未来をどう語れば良いのか。

今思うのは、やっぱり患者さん同士が
お話できるのが一番かなと思います。
その後、同じ病気で人工肛門となった方が
何人かあり、ある方はとても美しく
パワフルに過ごされていました。
そんな素敵な方がいらっしゃることを
伝えるしかない。

今は年配の方で慢性病の方が多い所にいます。
そこでも、患者さん同志の会に参加させて
いただき、その場の雰囲気や会話を
共にすることで、少しでも近くに
患者さんから見た景色を知りたいと
いう思いを持ち続けています。

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