見出し画像

本気で覚える妊娠に伴う母体とホルモンの変化。

母体の変化

■循環血液量が増える→WBC増加
(赤ちゃんに血液を送ってあげる必要があるため)
■血糖値上がる
(赤ちゃんにブドウ糖をあげないといけないので、胎盤からインスリンの働きを抑えるホルモンが出るため)
■拡張期血圧は下がる
(プロゲステロンの影響で血管拡張するため)
■呼吸性アルカローシス
(子宮の増大で横隔膜や肺が挙上して呼吸数が増加するため)
■帯下が増える
(エストロゲンの影響)
■便秘になりやすい
(妊娠初期;プロゲステロンが腸の運動を抑制。妊娠末期;子宮が増大するため)
■頻尿になりやすい
(子宮の増大により膀胱圧迫、血液循環量の増加により尿量も増加するため)
■瘙痒感が出る
(腹部の伸展とともに乾燥しやすいため。妊娠中期〜末期)
■つわりは5〜6週に出現し、12〜16週で軽減する
■8週で胎児心拍
■12週で胎児心音
■18〜20週で胎動を感じる

妊娠に関するホルモン

■hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)
分泌部位;胎盤
・妊娠初期に急増し10週頃がピーク(妊娠判定に用いられる)
・hCGの作用で黄体は妊娠黄体になり、エストロゲンとプロゲステロンを分泌
・10週以降からは、胎盤からエストロゲン、プロゲステロンが出るようになる

■エストロゲン
分泌部位;妊娠黄体、胎盤
・妊娠の維持、子宮の増大、子宮頸管熟化

■プロゲステロン
分泌部位;妊娠黄体、胎盤
・妊娠の維持、子宮筋の収縮抑制、乳腺の発育、妊娠中の排卵抑制

■プロラクチン
分泌部位;下垂体前葉
・乳汁産生

■オキシトシン
分泌部位;下垂体後葉
・射乳、子宮収縮



いいなと思ったら応援しよう!