人間側の都合による方便の世は終わり
これまで放置、放任されてきた人類思想の時代は20世紀をもって終わっている。
然し、天より既に、人智では“否”という判断が下され、あらゆる権限をはく奪されているにも関わらず、人類は未だに呑気に強欲ぶりを発揮し続けている。
既に、人間側の都合による方便の世は終わり。
そのことを、もはや人類は、受け入れねばならぬ。
天より既に試されの世となっていることを推して知るべし。
「へ?何言っちゃってんの?煽ったところで、別に周りは平和じゃん。今、めっちゃゲームで楽しんでるところなんだから邪魔しないでほしい!」
「ああ、そうですよね。こんなに激しく気候変動による災害が世界中で起きている中で、人間は成す術なしですものね。この自然の猛威は、神様から逆鱗に触れているということなのでしょうね」
「だから、神だの仏だの、そういうの都市伝説だから。別にいいじゃん。毎日楽しく暮らせていれば。世の中、どんどん便利になってスゴイし。見たい動画とか、食べたいものとか、行ってみたいところとか、やりたいことばっかだから、そんなこと考えてる暇ないんで」
「自分は、今、仕事だけに集中してます。今がんばれば、同期の中でトップ取れるかもしれないんで。夢叶ったら、独立して、会社を上場させて、億万長者になりたいんです。そうすれば、なんだってやりたいことが出来る。財があれば、人助けだってできるし、もっと社会の役に立つことが出来るかもしれないし。だから今、一生懸命に営業しまくってます」
「人間って、なんでこんなに愚かなんだろう。確かに便利な世の中にはなったと思うけど、もう十分だし。それよりも海や自然をゴミで汚染されるのは耐えられない。なんで平気でゴミを道端に捨てられるのか意味不明。こんなこと続けていたら、人間はAIとかに取って変わられちゃうよ、きっと」
「私は、毎日、地震とか、災害とか、テロとか、ウィルスとか、そういうのに怯えています。不安だからマスクも手離せません。どこに行くにも心臓がドキドキします。自分の身に何かあったらと思うと、怖くて何も出来ないんです。私、どうしたらいいのでしょうか」
「カミとかカネとかケンリョクとか、そういうのどうでもいいし。結局は、自分次第。全ては自己責任。だから、毎日、気合を入れて自分を鍛えて、勉強して、強くなるしかない。俺はそうやってこれまで生きてきました。どうでしょうか、間違ってますか俺…」
…。
まだ十数年しかこの世を生きていない者もいるだろうが、実相は、既に末法の世に入っている。
人間の唯物思想、科学への過信、成金主義、歪んだ正義、勘違いの自由、行き過ぎた個人主義、無慈悲で無関心な関係、そして極度の無知。
これが天が人類自身による統治を諦めた理由。
もはや、試し厳しくなるが耐え抜けよ。
そのことを肝に銘じ、現実社会の中で積み上げてきた人類の業に対するツケを認め、本来あるべき道を探し、進み行きます。
有難う御座います。