思い当たることがあるならば、見つめ直してみよ。
世の社長さんよう。
自分だけが、外でいろいろ学んで、活動して、成長したとしても、社員も、その全員が同じレベルにまで引き上げることが出来なければ、望むように良く成ることは難しい。
なぜならば、物事には制約があり、会社の一番弱いところ以上のものには、決して成らないからだ。
面白いことに、その弱いところをいくら切り捨てたところで、また弱いところが別なところに現れる。
これ自明の理。
なぜか。
社長が物事の全体性への理解と認識が弱いからだ。
全ては繋がっている。
社長自身が見えていない部分までしっかりと繋がっている。
従って、社長一人が良くなったとしても、全体にまで行きわたり、習熟化することができなければ、社長の学びも絵に描いた餅となる。
即ち、釣り合いが取れないから、結果的に向かうべき方向に進むことが出来ず、堂々巡りの状態で終わる。
これを繰り返している会社は、資本、資源を消耗し続け、負の遺産を拵え続けることになる。
では、どうすれば良いのか。
それは、地道に社長と同じレベルにまで、社員全員を向上させるしかない。
「そんなこと、不可能に決まっている!社長のレベルになるまでには、相当の学びと経験、修練が必要。その甲斐性は、社員にはあるまい!」…。
そう。大概の社長は、社員を下に見ている。
最悪は、社員を信用せず、性悪説的に捉え、社員を駒のように扱うこと。
これ、真の意味で、大きな歯車が廻り始めることはない。
それは、スキルや技術の話だけをしているのではない。
真に意識レベルの改革。
大概がこれをしていない。
これが達成できた会社は、大きいも小さいもなく、最高の状態で、立てたあらゆる目標に力強く万進し続けることが出来るであろう。
従って、必然的に会社も大きく飛躍を遂げる。
これ実相真理。
思い当たることがあるならば、見つめ直してみよ。
そのことを肝に銘じ、一心同体の意識を持ち、自分自身を含め、皆で意識改革を推し進めてまいります。
有難う御座います。