意識とは何ぞや?
人間は、肉体が“意識”を得て人間となる。正確には「“意識”が肉体を得る」だ。即ち、誕生、“御目出度”。そして、人間は、“意識”が肉体から出ることで死する。人間、意識が入れば命を得て生き、意識が出れば死に朽ち果てる。人間は“見える”存在。だが、死すればものとしての肉体は無となり見えないものとなる(生きた証はその世の中で時として残るが)。“意識”は“見えない”存在。“意識”とは何か。これ、現代科学では未だに解明されていない。なぜならば、見えるものを信望する科学には、とうてい扱い切れないからだ。見えない世界は証明出来ない。再現できないものは、現実として認められない。これが現代科学の限界。科学は、この限界を突破できなくば、これ以上の進展はない。“意識”は「魂」とも云う。従って、“意識”を知りたいのであれば「魂」の在り様を知るしかない。「魂」とは何ぞや?己、「魂」のことをさも知っているように語る。大概の人間は、この「魂」や“意識”について、何も分かっていない。例えば、寝ている時“意識”はあるのか、ないのか。あるのであれば、どこにある?無いのであれば、どこに行ったのだ?人間死んだならば、その“意識”はどこに行く?それは、あの世に逝くのか?冥土?黄泉の國?極楽浄土?それとも地獄に逝く?人間、死んだらどうなるのか。それで一切合切終わりなのか。人間、生まれるのも死ぬのも、本当に自分の自由になるのか否か。人間、未だ分からないことが多すぎるのに、何を忙しくしているのか。いつまで宴を続けている?人生、大事なことも知らず、そんなことで、まともに生きれるのか?もっと知らなければならないことがあるならば、それを大事に精進せよ。真実は、一つ。二つも三つもない。
そのことを肝に銘じ、知るべきことを知り、探求し、本当の人生を生きます。
有難うございます。