本当に大事なことを知ることもせず、今、何をやっているのか。
本当に大事なことは何なのか、知りたくはないか?
「はい!もちろん知りたいです。それって陰謀論とかの話?わくわくします!」
「あ、それ、誰も知らないお金の儲け方とかなら聞きたいなあ」
「私も不労所得の仕方とか、そういうのだったら知りたい!」
「仕事に悩んでいます。これが本当に人生を掛けてやりたかったことなのかどうか。たぶんそうではないような気がしています」
「本当に大事なことって、道徳的なことでしょうか。親を大切にするとか、挨拶をきちんとするとか、ありがとうと素直に言えるとか…」
「それは、生き方についてっていうことかな。人生哲学の本なら、もうたくさん読みましたから大丈夫です」
「本当に大事なことって、いまやっている勉強の中には無いような気がする…」
…。お主らの思い、良く分かった。
人間未熟なのだから、仕方がない。
未だ発展途上であるから人間やっている。
真理の全てをマスター出来ている自分では無いのだから、人生修行の身として、これ修得の必要があることを自覚すべし。
これは人間万人共通の宿命。
本当に大事なことを知ることもせず、今、何をやっているのか。
その暇つぶしの時間、どうせなら、もっと生きたいと切に願う人々に差し上げてやってほしいものだ。
己が一日の中で、どれ程に、本当に大事なことに命を費やしているのか。
それとも無駄も無駄だらけの中に埋もれて生きているのか。
その貴重な命の灯、次はそう簡単には与えられぬ。
お主ら、生まれ出る時に天と交わした誓いをどれほど実践出来ているのか?
そのようなことも思い出せずに、ただいい加減にのんべんだりと、勘違いをして生き続けるのであれば、一瞬にしていとも簡単に、己が好もうが好むまいが、梯子を外される。
厳しいがそれが実相。
人生とは、この一生だけではない。
次がある。
次があることが分ったのなら、どうする。
どう生きる。
今しようとしているその行いが本当に必要なことかが見えてくる。
今世、どの様な貯金、どの様な業を負って生まれ出た自分であるのか。
人生の本当の目的、即ちこれ、本当に大事なことであることを推して知るべし。
そのことを肝に銘じ、今日のこの大切な時間を本当に大事なことの為に遣います。
有難う御座います。