違う種類の会社も存在する。
会社における創造主。
これ即ち社長。
社長には、天より絶対的な権限が与えられている。
それを役目として付与され、会社を天より任されている。
従って、社長は天から雇われた身。
社長自身がこの道理を真に理解し、会社運営にあたれていれば、絶対に潰されることはない。
これ社長と社員との関係にも当てはまることを、こと社員においては肝に銘じた方がいい。
「いやあ、そうは言いましても、ウチの社長、私はあまり信用していないんですよ。言っていることは朝礼暮改だし、給料はいつまでたっても上がらないし、まあ、叱られない程度にうまくやっています」
「そうなんですか?弊社の社長は、社員皆から尊敬されていて、社員自身も社長からとても大事にされている感覚があります。相思相愛というか。だから、社長からの指示は、何としてもやり切ろうっていう気になります。これ本当です」
「それはそれは理想の会社にお勤めなんですね~。私は、愛社精神など一切ないですし、社長も好きとか嫌いとか尊敬とか、そういう感情もないですし、ただお給料もらうためだけで仕事してますよ。そんなのいちいち気にしてたら、気が滅入っちゃいますよ。テキトウが一番楽でいいですよ(笑)」…。
社員にも様々な輩がいる。
だからこそ、社長は、本音で本気でやらないと、社員からの肩透かしに会う。
社長を中心とした和が乱れた時、会社はいとも簡単に崩れていく。
一方、違う種類の会社も存在する。
社長に権限を置かず、会社の理念によって調和を齎している。
これ、会社組織の進化系か。
「最近は、みんなで仲良く自由に仕事するのが流行ってるみたいですね。安心、安全な組織というか。その分、一人ひとりがちゃんと自立していないと廻っていかないことも感じています。ウチの社長も社長というよりは仲間の一人みたいな感じで気楽です。どちらかと言うと、仕事の内容とか、仲間が好きというか。毎日自由に楽しくやらせてもらっていますよ。みんな元気に遣り甲斐をもって働いて、会社がうまく回っているなら、それでいいんじゃないですか?」
…これ、会社が既に生き物のように捉えられ、会社自体が創造主となっている例。
この形態は、多いに注目すべし。
いずれの場合も、創造側の基点が存在し、それが人であるか、組織そのものであるかの違いのみ。
天の意が適っている会社は、発展していく。
単純な話、天の意が適っていない会社組織は潰れていく。
それが実相たる所以。
お主らの会社組織は、天の意向に沿っているか否か。
今一度、問い直してみよ。
そのことを肝に銘じ、自社及び顧客の在り様を見直し、天に沿った運営がなされているか見極め、そうでなければ真の改革を断行します。
有難う御座います。