オンラインエチケット と ミラーニューロン
友人の誘いで、今夜(2020/4/20)は屋根裏部屋からオンライン。はじめましてのぼくの立場はオブザーバー?(酔っぱらいの会だけど)
農業、福祉、ポン酢、経営、マスク、給付金10万円、塀の中の人、etc、あっちへこっちへポンポンと、ポン酢の話なんかを挟んで話題は広がる。居候先の屋根裏部屋に持ち込んだ〈JapaneseWhisky〉を飲りながら、他愛もない時間をゆったりと楽しませてもらった。
他愛もない、とりとめなくどうでもいい話を聞きながら、なるほどなぁと思ったことがある。
どうしても共有できない時間軸と関係性
オンラインの小さな画面の中で熱弁をふるう人の顔を見ながら、おぉすげぇ、共感できる要素がどこにもないぞ?という感覚に陥った(その場でそれは伝えた)。
-
ぼくも同じように小さな画面の中で熱弁を振るったことがあった。その時のみんなの薄ーい反応を肌で感じて、「あれ?なんかおかしいぞ」という違和感を持った。
-
例えば、気心の知れた友人と焼き鳥屋で一杯ひっかけていたら、さして興味のない話が続いたとしても、乾杯しつつなんとなくでも聞いていられたかもしれない。でもお互いの時間軸がまったく合わなかった。
時間軸とは、過ごし方のこと
オンラインでは、参加者がおのおの好きな(安心できる)場所で飲んでいる。その様子が画面に映っているわけだけど、そこに流れる時間を他の人と共有することはできない。備長炭から出る煙も、おやじさんの威勢のいい挨拶もそこにはないから。皆、好きな場所で好きな格好で好きな部屋で、焼き鳥屋にいる時よりも自分のペース&スペースを守って過ごしてる。誰からも侵されることも強要されることもなく、安心しきってうまく過ごしている。
オンラインの小さな画面との関係
ふむふむなるほど。例えばテレビ画面の向こうにいる芸能人を見ているような感じでリラックス。アイドルが出てきたからといって、お化粧直しの必要もない。画面のあちらとこちらの境界線は確保されているから、オンライン上でも同じようにソファーでゆったりするのは当然といえば当然。
オンラインエチケットを身につける
オンラインでも、オフラインであっても、相手との関係を保ちたいなら、例えばこんなことに目を向けてみる。
目の前の相手は、どんなことを伝えようとしているんだろう。
オンライン〇〇では想像力が試され、オンラインに乗れずに落ちこぼれてしまう可能性はある。目の前にあるものや人に、どれだけ興味関心好奇心を寄せられるか。それがよりよい付き合い方を見つける近道。そうはいっても退屈したり眠くなったらその場を離れてもいいはず。オンラインばかりがいいとは限らないから。
まだまだ不慣れなオンライン上のオフラインな人たちへ
「経営は大変なんだよ?かっくんはわからないと思うけど」と、画面越しで初めて見る経営者にちょっと絡まれました(かっくんは経営者じゃない)。
やさしい世の中
経営について投げかけられて、ぼくの情動が素直に叫んだのは、とても当たり前のことでした(情動とは、パッと閃く最初の感情のこと)。加えてこの関係性の薄い人の愚痴を聞いていたぼくの頭はこうでした。
やさしい世の中に必要なことは想像力。経営者だって経営者じゃなくったって想像はできるのが世の中ってもんです。自分以外の立場をどれだけ知ろうとするかによって、その人の想像力は見えてくる。
部屋に引きこもったとしても、独房の囚人になったわけじゃない。
確かに身体(移動)の自由は制限された。文句をいう前にやれることはいくらでもある。たとえば……
シャバに出たらきっといいことが待っている......はず!
そうはいっても飲みの席。オンラインに乗っかるときくらいは、ムズカシイ話は画面の外に置いて、簡単に酔っ払ってみようと思います......で、できるかなぁ。
-
エチケットを身につけて、楽しく酒を飲む。そこに断わる理由はないので、いつでもどこからでも、誘いは待ってます。オンラインで会いましょう♪
✳︎せっかくなので、ぼくのどうでもいい話もひとつ。
オンラインは飲み過ぎ注意っす。
追記
以下、ミラーニューロンの記事を読んだあとにどうぞ。
物質は「目に見えるもの」
でも本当は「目には見えないもの」の方が圧倒的に多い物質(もの)。ふむふみ、粒子とかウイルスとかって見えないし。
ビーム
事故などで手や足を失った人が、まだそこに手や足があるように感じる〈幻肢〉。そのような、〈幻の手や足〉に痛みを感じることがあるという。もし仮にその幻が、脳からの信号を受けたビームみたいなものだったら?
-
自分の指先や目や心の動きから、あらゆる方面へビームが飛んでいて、実はそのビームこそが〈関係性の源〉だったりしたら?
-
ほら、〈赤い糸〉っていうじゃない?
ぼくはビーム説を信じます!
そんな説ないけど!
おしまい!