加藤ジャンプが行く阿佐ヶ谷の名店(No.1028)
考える人 メールマガジン
2023年10月5日号(No. 1028)
『三島由紀夫論』が小林秀雄賞を受賞!
――編集長のイチオシ
ひろくすぐれた「批評作品」に与えられる小林秀雄賞、本年(第22回)は、平野啓一郎さんの『三島由紀夫論』(新潮社)が受賞いたしました。
なぜ三島は、あのような死を選んだのか――。受賞作は、三島由紀夫の『仮面の告白』『金閣寺』『英霊の声』『豊饒の海』の四作品を徹底的に分析、考察することで、その問いの答えに迫ろうと、文藝の実作者でもある著者が23年の歳月をかけて挑んだ圧倒的な労作にして、三島論の決定版です。
「考える人」では、受賞に先んじて行われた平野啓一郎さんと、「ケア」の概念を軸とした文学研究で知られる小川公代さんの対談「三島由紀夫はなぜあのように生き、死んだのか」を配信中です。
「(オスカー・)ワイルドと三島は、希求するものが重なっている」という小川さんの指摘から始まる対談は、セクシュアリティの問題、認識論、ニヒリズムの克服といったキーワードを軸にして、同書の魅力に迫っています。
(編集長・金寿煥)(「波」2023年10月号より)
アクセスランキング
■1位 村井理子「村井さんちの生活」
叶わなかった両親との食事会
■2位 ジェーン・スー「マイ・フェア・ダディ! 介護未満の父に娘ができること」
特別篇 父の「大丈夫」を引き伸ばす
■3位 村井理子「村井さんちの生活」
義父から逃げたくて、夏
最新記事一覧
■加藤ジャンプ「ロビンソン酒場漂流記」(10/3)
第10夜 街も酒場もちょっと控えめがいい
お久しぶりの今回は阿佐ヶ谷「丸山」へ。
■田中宏和「#タナカヒロカズを探して」(10/4)
11.「田中宏和」という自分の名前さえフィクションになる。
同姓同名から「そもそも名前って何だ?」という謎に迫る連載。
今回は、主に言語哲学が熱く議論してきた固有名論を頼りに、ヒトの名前の起源を考えます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■note
https://note.com/kangaerus
■Twitter
https://twitter.com/KangaeruS
■Facebook
https://www.facebook.com/Kangaeruhito/
Copyright (c) 2023 SHINCHOSHA All Rights Reserved.
発行 (株)新潮社 〒162-8711 東京都新宿区矢来町71
新潮社ホームページURL https://www.shinchosha.co.jp/
メールマガジンの登録・退会
https://www.shinchosha.co.jp/mailmag/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━