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第23回小林秀雄賞は池谷裕二『夢を叶えるために脳はある』に(No.1075)

考える人 メールマガジン
2024年9月5日号(No. 1075)

第23回小林秀雄賞は
池谷裕二さん『夢を叶えるために脳はある』に決定

 2024年8月29日午後、一般財団法人 新潮文芸振興会と新潮社の主催による「小林秀雄賞」「新潮ドキュメント賞」選考会がオークラ東京にて行なわれました。

 第23回小林秀雄賞受賞作品は池谷裕二さん『夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす』に決定いたしました。

 新潮ドキュメント賞についてはこちらをご覧ください。

マキタスポーツの「メシ論」最終回!――編集長のイチオシ

 マキタスポーツさんの連載「土俗のグルメ」が、8月配信の「そうめん論――空虚さの先にあるもの」をもって最終回を迎えました。芸人そして俳優としての活躍も著しいマキタさんですが、文筆家としての顔もあり、『一億総ツッコミ時代』(講談社文庫)『雌伏三十年』(文藝春秋)などの著作も発表しています。

 そんなマキタさんが、己の舌に忠実に食を語る連載が「土俗のグルメ」です。「食にスケベ」と自称するように、そのこだわりは尋常ではなく、約10年前に提示した「10分どん兵衛」は瞬く間に人口に膾炙、製造元の日清食品も「そんな方法があったとは……」と脱帽するほど。

連載では、「背景喰い」「汁の再生」「窒食」などといった、クセの強い〝理論〟を打ち立てつつ、カレーや焼肉、ラーメンなどすでに語り尽くされた感もある料理にも向き合い、かつ「ビートたけし=ラーメン説」「志村けんの水割り」など、芸人らしいアングルも提示しています。

 その見立て自体が美味しいマキタさんの「メシ論」は、来春に書籍化の予定です。ご期待ください。

(編集長・金寿煥)(「波」2023年9月号より)

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