なぜ虹が見えるのか?
なぜ虹が見えるかという疑問をふと思っことのある人は多いのではないでしょうか? この疑問に簡単に答えたいと思います。
端的にこの問いに答えようとすると、太陽光がプリズムを通過することで虹の七色が見えるようになるからです、となるかと思います。プリズムとは、光を屈折させたりする周囲の空気とは屈折率が異なるものです。つまり、雨上がりに見える虹は空気中の水滴に屈折、反射することで見えます。
これでなんとなくはわかった気がします。しかし、もう一歩踏み込んで、なぜ七色の帯ができるのか?、ということも考えてみたいと思います。
まず、前提として七色に見えている光は可視光線と呼ばれる人が見ることのできる光であるということです。X線や紫外線は波長が小さすぎて見えず、また、赤外線や音は波長が大きいため見ることができません。そして、380nm(ナノメートル)〜780nmぐらいの範囲の光が目に見える可視光線で、異なる波長が異なる色に対応しています。
小学生の頃の理科の授業で覚えたことがある人もいるかもしれませんが、虹の七色は、赤橙黄緑青藍紫と言われています。覚え方は、「せきとうおうりょくせいらんし」ですね。
最後にまとめると、多くの光が混ざっている太陽光が水滴に当たると、本来の色に分かれ、可視光線のみ見え、それが七色に見える、ということです。
次に虹を見かけたときに、このような仕組みを思い出して、誰かと共有してみてもいいかもしれませんね。
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